世界には1000件を超える世界遺産があり、日本国内で登録されている世界遺産は25件だ。このうち関東地方には5件が登録されており、その一つが今回紹介する小笠原諸島である。名前は耳にしたことのある人が多い小笠原諸島だが、実際はどんな場所なのか知らない人も多いのではないだろうか。

 今回は、実際に小笠原諸島に旅行をしたことのある筆者の写真とともに、小笠原諸島の魅力を紹介していく。

■小笠原諸島は船でしか辿り着けない楽園

小笠原諸島への唯一のアクセス方法である「おがさわら丸」

 小笠原諸島は、東京都港区の竹芝港から南へ約1000km離れた島である。小笠原諸島には空港や飛行場がないため、アクセス方法は船一択。そのため、東京都に属している島にも関わらず、到着するには24時間の船旅が必要だ。

 さらに、東京と小笠原諸島を結ぶフェリー「おがさわら丸」は、通常期は週1便、ゴールデンウィークや夏期などの繁忙期でも週2便しか運行していない。小笠原諸島へ向かうには、往復2泊の船旅と現地3泊の合計5泊6日が最低でも必要だ。

<フェリー「おがさわら丸」>
・運賃:大人/33,000〜98,320円
    子供/16,500〜49,160円
・東京発:11時
・父島着:翌11時
・乗り場:東京都港区海岸1-12-2(東京港竹芝客船ターミナル)
・電話:03-3433-1251

・URL:http://www.ogasawarakaiun.co.jp/

※気象状況により船が欠航になる場合があります。