■ボニンブルーと呼ばれる濃い青色の海

スケールの大きいサンゴ礁が印象的な「宮之浜海岸」

 そんな小笠原諸島の魅力は、「ボニンブルー」と呼ばれる綺麗な青い海。「ボニン」とは小笠原諸島を指す言葉で、江戸時代に「無人島(ぶにんじま)」と呼ばれていた名残と言われている。

 島中には青く美しいボニンブルーのビーチが点在しているため、シュノーケリングや海水浴、シーカヤックなどさまざまなアクティビティが可能だ。サンゴ礁の周りでは、さまざまな熱帯魚やウミガメなど多くの生き物にも出会うことができる。

間近で見られるザトウクジラのブロー

 1〜4月は子育てのためにザトウクジラが集まるため、船上からホエールウォッチングも可能だ。運が良ければ、船の目の前でブローやブリーチングなどさまざまなパフォーマンスが見られるかもしれない。ホエールウォッチングをしながら、イルカやマンタなど多種多様な海洋生物に遭遇することもある。

 水族館でしか見ることのできない野生動物を、船の上から間近で楽しめるのがホエールウォッチングの醍醐味だ。ホエールウォッチングは1〜4月しかできないが、ドルフィンウォッチングやドルフィンスイムは年中楽しめる。

■「東洋のガラパゴス」という異名を持つ小笠原諸島

絶滅しやすいカタツムリの94%が固有種にあたる

 独自の生態系が豊富なのも小笠原諸島の魅力の一つ。小笠原諸島は今まで一度も大陸と陸続きになったことのない海洋島なので、捕食者である肉食動物が少なく小笠原固有の生物が異常に多い。その固有種の多さから、「東洋のガラパゴス」という異名も持つ。本州では見たことのないようなさまざまな生き物を、小笠原諸島では見つけることができるだろう。