■まさに雲上の楽園! 山頂部には絶景が待っていた
振り返ると雲海が広がり下界は雲の下、この晴天は山頂に着くまで続いてくれた。
分岐から山頂へ。途中には「御田植場」と呼ばれる湿原があり、ミヤマシオガマやコバイケイソウ、コイワカガミ、キバナノコマノツメ、チングルマなどなど、枚挙にいとまがない。
稜線上の景色は素晴らしく、雲海という名称は言い得て妙! ガスの切れ間から覗く景色は、まさに雲の海に浮かんでいるようで爽快だった。
避難小屋のある山頂は広く、早池峰神社、祠や剣のモニュメントが祀られ山岳信仰の歴史を感じさせる神聖な雰囲気がある。ここまでの好天と無事登頂を感謝しつつ、安全に下りれる事を願い、下山の途についた。
■マイカー規制にご注意!
2022年6月12日〜8月7日の土・日曜及び祝日は、早池峰山登山口周辺の車両の混雑を解消するためにマイカー規制が行われている。対象日はマイカーを麓の無料駐車場に停め、登山口までシャトルバスを利用することになる。時刻表をチェックしておこう。
早池峰山車両交通規制について https://www.kanko-hanamaki.ne.jp/imagem/files/1654072802_01.pdf
平日は規制の対象外だが、駐車場の関係から総合休憩所のある「河原の坊」などにマイカーを停め、登山口である「小田越」まで徒歩で往復する必要がある。2km少々舗装路を歩くことになり、登りは約35分、下りは20分ほどかかった。
■山を汚さないように携帯トイレの使用を!
携帯トイレは河原の坊の総合休憩所や小田越などでも販売もされており、回収ボックスは登山口にもある。携帯トイレの使用ブースも山頂避難小屋の他、登山道上にある。有効利用して、いつまでも美しい花々が咲く早池峰山を残していきたい。