■「奥の細道」からいよいよ水路へ

 入り口から480m地点「奥の細道」まで進んだら、いよいよここから水路へ。

「奥の細道」から水路へ(撮影:ゆし)
水路からはサンダルに履き替える。水温は14度と心地よい(撮影:ゆし)

 サンダルに履き替え進む。水温は14度。少し冷たく感じるが、徐々に慣れてくる。慣れてくると、ひんやりして気持ちがよい。

鬼がそびえ立っているように見える「鬼柱」(撮影:ゆし)

 水路からはより細い道が続くが、洞窟探検気分が高まり、より一層楽しさが増す。

細い水路を手をつきながら慎重に進む(撮影:ゆし)
イルミネーションでライトアップされた「初音乳」(撮影:ゆし)

 「初音乳」では水路の天井はイルミネーションでライトアップされており、きらきら光って美しい。

最も水位が深い場所となる「飛龍壁」付近(撮影:ゆし)

 入り口から約800mに位置している「飛龍壁」付近は最も水位が深く、大人の膝下ぐらいの水深になっており、注意が必要。

電気照明がある最終地点「堀サク門」(撮影:ゆし)

 電気照明がある最終地点が入り口から870mの「堀サク門」。ここから先は電気照明がなく危険なため、引き返す。引き返す帰り道でも、違った角度から洞内を楽しむことができる。

頭上が低い箇所が多いため、低い姿勢になることが多い(撮影:ゆし)

 頭上が低い箇所が多いため、低い姿勢になることが多い

●千仏鍾乳洞

・住所:福岡県北九州市小倉南区平尾台3丁目2番1号
・電話:093-451-0368 
・料金:大人 900円、中学生 600円、小学生 500円、幼児(4歳以上)200円

・ホームページURL:http://www.senbutsu-cave.com/index.html

※営業日時はホームページよりご確認ください

■真夏の暑い日には国の天然記念物である「千仏鍾乳洞」で洞窟探検を楽しもう

 1935年に国の天然記念物として指定された「千仏鍾乳洞」は水の中を歩ける全国でも珍しい鍾乳洞だ。1時間程度の行程で、洞内では特徴的な岩を鑑賞でき、楽しい洞窟探検が可能だ。これからますます気温が上がる夏場でも、洞内はひんやりして気持ちがよく、快適に洞窟探検が楽しめるので人気スポットとなっている。

 午前中の方が観光客が少ないため、よりじっくり洞窟探検が楽しめる。午前中の探検をおすすめする。今年の夏はぜひ涼しく快適な千仏鍾乳洞で洞窟探検を楽しんでみてはいかがだろうか。