今回訪れたのは大阪府池田市。池田市は大阪と神戸に挟まれているため、観光地としては全国的にそれほど有名ではない。
しかし、池田市は江戸時代の能勢街道の宿場町である。歩けば歴史的建造物も多く見かける。「呉春（ごしゅん）」「緑一（みどりいち）」という地酒でも有名だ。また「五月山（さつきやま）動物園」、「逸翁（いつおう）美術館」、「落語みゅーじあむ」、お手軽登山ができる「五月山（さつきやま）」など、楽しめるスポットもたくさんある。なかには宿場町カフェ巡りで訪れる人もいるという。
楽しみ方も人それぞれで、まさに知る人ぞ知る、密かに人気の北摂の観光スポットなのである。そんな見どころが多い池田市のなかでも、今回は特に有名な2つのスポットを紹介する。
■カップヌードルミュージアム
大阪府池田市は、世界初のインスタントラーメンが発明された、インスタントラーメン発祥の地である。
世界初のインスタントラーメンである「チキンラーメン」は、1958年に日清食品株式会社の創業者、安藤百福氏により発明された。その後、カップヌードルも発明した安藤百福氏の偉業は、NHK連続テレビ小説「まんぷく」のモデルにもなっている。
さて、カップヌードルは日常生活でもよく食べられるが、アウトドアの定番フードといっても過言ではない。アウトドアをライフワークとする筆者も、長年たいへんお世話になっている。そこで今回は、インスタントラーメン発祥の地にある、カップヌードルミュージアムを訪問した。
カップヌードルミュージアムに入館するには「マイカップヌードルファクトリー利用券つき入館券」（1枚400円）の購入が必要。事前にローソンチケットで予約をしておくと、希望の時間にスムーズに体験ができる。（※当日、定員に余裕があれば、現地で当日券を購入することも可能だそうだ）。
