7月も中旬に入り、梅雨明けも目前。みなさん、7月の連休はもうどこの山に登るか決めていますか。
人気の山域・北アルプスに登る方も多そうですが、出発前に最新の登山道、林道情報を調べておきましょう。ここでは、主要山域の最新の登山道、林道情報を集めてみました。
◼️<白馬エリア>バスの運行は、猿倉の1.2km手前まで

白馬方面の主要登山口となる猿倉へ入る県道白馬岳線は通行止めが続いていましたが、猿倉の1.2kmほど手前にある臨時バス停まで一部通行止めが解除されました。
通行できる車両はタクシー、路線バスなど公共交通機関のみ。一般車両は通行できないので、八方の無料駐車場を利用し、八方バスターミナルから公共交通機関を利用しよう。臨時バス停から猿倉までは、徒歩で20分ほどかかっています。ちなみに、バスは今年度から予約制となっているので、利用時はアルピコ交通のサイトから予約しましょう。
周辺エリアの残雪は例年より多め。大雪渓ルートも7月現在は通行可能となっているが、小雪渓トラバースを直登し、杓子岳方面に向かってしまう道迷いが多く発生しているとのこと。特にガスが出ている時などはルートをロストしやすいので、GPSなどを活用して位置情報を確認しながら登りましょう。
◼️<奥黒部エリア>今年もトロッコが開通せず、通行止め

今シーズンも、黒部峡谷トロッコ電車は宇奈月駅から猫又駅まで区間を限定して運行中。この影響で、欅平駅から先に位置する奥黒部エリアの山小屋は、今年も営業を休止することが決まりました。関係者が登山道や小屋の維持、管理のために入山することはありますが、一般登山者の通行は控えてほしい状況です。
現在、各地区で復旧工事が進められており、2026年中の工事完了を目指して取り組んでいるそうです。