どうも、こんにちは。誰が呼んだか「絶景キャンプフォトグラファー」こと猪俣慎吾です。

 あっという間に本格的な夏が到来しそうですが、少しでも夏を満喫したいならば、今年は島でキャンプなんてどうでしょうか?  今回のテーマは『絶景の島キャンプ場』をご紹介したいと思っています。

 島キャンプは敷居が高いと感じるかもしれませんが、ザックにテントや寝袋を詰めてフェリーで行けば、意外とすんなりと行けてしまうので結構おすすめです。

■佐渡島最北端に位置し、朝日も夕日も観られる

<二ツ亀キャンプ場>(新潟県佐渡島)

夕日が落ちていくのを眺めながら何もしない時間というのは贅沢 

 新潟県の島と言えば、「佐渡島」が有名。佐渡島は本州を除く日本の島の中で、沖縄本島に次ぐ面積を持っています。自分も足を運んでみて分かったのですが、最北端から最南端まで車で移動すると約2時間もかかるほど広い島なんです。

 その最北端に知る人ぞ知る絶景キャンプ場が存在します。その名は「二ツ亀キャンプ場」。景勝地でもある「二ツ亀」の目の前にあるキャンプ場です。

 すぐ近くにあるSADO二ツ亀ビューホテルで受付を済ませ、すぐ下に降りればきれいな草地と海が広がり、この景色をまるで独り占めできるかのようなキャンプ場です。

夏は海水浴場にもなる二ツ亀

 自分が行ったのは5月末だったので海水浴場は開いていませんでしたが、夏は海水浴も楽しめます。キャンプ場に張ったテントをベースに、海水浴も楽しめるなんて、ちょっと贅沢ですね。

 ここのキャンプ場のポイントは、朝日と夕日、どちらもテントサイトから眺めることができる点です。夕日を見ながらまったりと夕食を食べられるし、朝は少し早起きをすればして朝日を浴びながらのコーヒータイムが楽しめます。

 海に囲まれていて展望が良い海沿いのキャンプ場は多いですが、朝日と夕日のどちらも眺められるキャンプ場って、実は少ないんです。

キャンプ場の近くにある大野亀も絶景だ

 近くには大野亀という二ツ亀に似た景勝地があります。時期は限定的ですが、5月末~6月初旬にかけては、トビシマカンゾウという黄色の花が大野亀を覆うように咲き誇っています。こんな景色を観られるとは、佐渡島に行くまで想像していなかったので、とても感動しました。

 それ以外にも、佐渡島には近年注目されている「北沢浮遊選鉱場跡」や棚田などもきれいで、観光スポットもたくさんあります。ここ以外にもキャンプ場は多いので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。