■陸路で行ける最西端の島

<御崎野営場>(長崎県生月島)

海の見える場所にテントを張れば、夕日を眺めながらの絶景が楽しめる

 陸路で行ける最西端、長崎県の生月島(いきつきしま)にも絶景キャンプ場がある。

 島には平戸島から生月島大橋を経由して向かうのだが、途中の生月支所でチェックインをするシステムだ。臨時職員の優しいおばちゃまが対応してくれて、いろいろと注意点を教えていただいたのが思い出深いです。

 そのおばちゃまが「キャンプ場には生月島サンセットハイウェイを経由して行くと良い」と言うので行ってみると、大海原をサイドに眺めながらの景観の素晴らしい道路でした。実はここ、車のCMで何度も登場している道路のようで、車好きには堪らないところでした。

 キャンプ場に向かう際は、ぜひ通ってみてください。

少しすり鉢状の形をした草地の中にキャンプ場がある

 生月島サンセットハイウェイを走った先に待ち受けるのが、枕崎野営場です。少しすり鉢状の独特の地形をしており、草地の好きな場所にテントが張れます。通年、風の強い場所のようなので、勢いで設営地を選ばず、よく考えてから立てると良いかもしれません。

 自分が行った時はそこまで風が強くなかったので、海が見える最高の場所にテントを張ることができました。

夕日を眺めながら夕食の用意をする

 テントを張って、周囲を散歩し終えたら特に何もすることがなかったので、夕食の用意を始めました。目の前には、きれいな夕日が大海原に沈んでいきます。これは忙しなく夕食の用意をするよりはチルアウトの時間だなと感じ、静かにコーヒーを飲む時間に切り替えました。

夜が快晴なら、この通り満天の星空がを観ることができる

 夕食を食べ終えると、今度は満天の星空が出迎えてくれます。いやー、本当に運が良い時は続くもので、これほど満天の星空を眺めることができたのは久しぶりでした。

 ゆっくりとした時間が続く枕崎野営場は、時間に囚われずに過ごすのに最適な絶景キャンプ場ではないでしょうか。ソロキャンプにもおすすめです。