どうも、こんにちは。

 誰が呼んだか「絶景キャンプフォトグラファー」こと猪俣慎吾です。今回のセレクトテーマは『夏に最適な絶景キャンプ場』です。

 長期休みは遠方にキャンプしてみたいなんて方も多いはずです。せっかく行くのだから、絶景の中でゆっくりと過ごしてみたい。そんな時にぴったりな、至極のキャンプ場を紹介します!

■日本一美しいブナ林のある朝靄の高原のキャンプ場

<カヤの平高原キャンプ場 >(長野県木島平村)

早朝に頑張って起きてみよう朝靄の景色が幻想的だ

 標高1500mに位置するカヤの平高原は、夏でも夜は寒さを感じるほどの避暑地。まるで北海道のような風景が広がるキャンプ場です。

 樹齢300年のブナの原生林や、ニッコウキスゲが咲き誇る湿原も広がっていて、早朝に散歩がてら歩いて回るのも良いですね。

 自分が行った時は早朝4時に起きましたが、朝のうちは高原全体が靄に包まれていて、今日は曇りかな? っと思っていました。しかし、朝陽が高原に差し込むと状況は一転。靄は消えていき、青空が広がり、朝露が滴る草原がキラキラと光る幻想的な風景へと変わりました。

 言葉を失うほど美しい景色が急に現れたことを、今でも鮮明に覚えています。 

朝起きると放牧された牛がこちらを真っ直ぐに見ていた

 また、放牧された牛がテントのすぐ近くまで寄ってきたり、都会育ちの自分にとってはテンションの上がる風景の連続でした。

 こちらのキャンプ場は、最高気温が30℃以上になることは稀。とても過ごしやすい場所です。日本一美しいブナ林とも言われているカヤの平高原には、4つのトレッキングコースがあるので、キャンプの合間に歩いてみるのもおすすめです。

陽が落ちると空が色とりどりに染まり、ここに来た幸福感に包まれる

 キャンプ場は6~10月までの約4ヶ月間のみオープンしています。真夏は晴れていれば、美しい夕焼けを拝むこともできます。

 朝靄の幻想的な風景と夕陽のマジックアワー、両方が楽しめるキャンプ場は全国でもここくらいしか思いつきません。映画のロケ地にもなっているほどなので、景観の素晴らしさは保証付きです!