■三つ目の条件 近場に気分転換できる場所を持つ

県内の中心部までも1時間ほどだと中心部へ気軽に行けて息抜きもできる

 筆者の場合、高知の中心部まで車で1時間以内なので、比較的気軽に行くことが可能だ。都会から田舎暮らしをして、意外と困るのがお店が少ないことだろう。

定期的に街へ行き、近所では買えないものをまとめ買いする人も多い

 今まで使っていたものが売っていないケースも多い。特に洋服や特定のブランドの日用品、女性の場合、化粧品が該当するだろう。最近ではネット通販で購入できるので頻繁に使用するが、直に商品をみたいときは店舗へ行くときもある。

 また、気分転換でファストフードなど食べに行くのも、街へ行く楽しみの一つになっている。都会に住んでいると当たり前のように食べていたものが、田舎に住むと特別に感じる。

 移住者からは「都会にいたときは毎日のようにファストフードを食べていたが、田舎に住んで月に数回程度しか食べなくなり、健康的になった」という話もよく聞く。日常的に自然いっぱいの生活を楽しんで、休みの日には街へ行くのを楽しみに感じるのも田舎生活を楽しむ秘訣だと思っている。

■はじめての田舎暮らしは無理のないところから

田舎に住んでみると人混みが少なく、暮らしやすいと感じる

 はじめての田舎暮らしは不安が多いと思う。そういった不安を無くすために、知り合い経由で移住するのが大切だろう。特に、都会からはじめて田舎へ移住を考えている方は、急に都会の暮らしから田舎の暮らしへ変えるのは難しい。

 無理のない範囲で暮らせる場所を選ぶのがいいだろう。移住してから「理想と違っていた」と後悔することがないように、田舎暮らしを考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてほしい。