■お米に旨味が染み渡る「たこの炊き込みご飯」

浸水後のお米に具材と調味料を加えて炊く
枝豆は蒸らしで加えて彩りよく仕上げる
厚手の布に包んで蒸らす
蓋はお皿代わりにも使えるので便利

 浸水したご飯にお好みの具材と調味料を加えて蓋をしたら、いよいよ炊飯です。1品目は、たこと枝豆を選んでみました。

 火の通りを均一にするために、バーナーパッドを使いましょう。バーナーパッドの上にシェラカップを乗せ、強火にかけます。3~4分加熱して沸騰したら弱火にし、約12分加熱します。湯気が上がったり、香ばしい香りがしてきたら炊き上がりの合図です。

 バーナーパットを使うと、火の当たりが弱くなり沸騰しづらくなります。最初は強火で一気に沸騰まで持っていくのがポイントです。沸騰した後は焦げ付きやすいので、炊き上がりまでは弱火でじっくり加熱します。

 火から下ろし、むき枝豆を加えて蓋をしたら、厚手の布に包んで約10分蒸らします。特に、寒い日や風があってシェラカップの温度が下がりやすい日は、布に包んで冷めづらくする作業が重要です。

 蒸らし終わったら、ご飯全体をさっくりと混ぜます。この時、たこを蓋に取り出しておくと混ぜやすく、あとからトッピングすれば仕上がりが綺麗です。

■市販品を使って手軽に作れる「帆立とひじきの炊き込みご飯」

市販のひじき煮を活用
具材たっぷり! 迫力ある炊き上がり
混ぜることで余分な水分が飛び、ご飯に艶も出る
お好みで薬味をトッピング

 この調理法は、他にもさまざまな炊き込みご飯に応用できます。ボリュームを出せて、扱いやすいボイル済の海鮮系や、スーパーやコンビニのお惣菜を活用するのもおすすめです。

 2品目は市販のひじき煮とベビーホタテを使った炊き込みご飯を作ってみましょう。ひじき煮の味付けを利用するため、塩を加えるだけで味が決まります。

 万能ねぎやしそ、三つ葉など、お好みで薬味を添えると美味しさがアップします。

 一度コツをつかんでしまえば、簡単に炊飯が可能になります。アレンジもしやすく、季節に合わせて、たけのこやきのこ、さつまいもなど旬の食材を取り入れるのもおすすめです。複数でキャンプに行った際は一人ひとり違う炊き込みご飯を作ってシェアするのも楽しいですよ!