■【優勝者インタビュー】

シニア男子優勝・加藤淳一選手

 緩んだ雪質だったので、急斜面ではペースを落として消耗しすぎないように気をつけて走りました。(前の週の)オグナホタカSKIMOレースの疲労感がありすぎたため、4日間は120分LSD(Long Slow Distanceの略「長い距離をゆっくり走るトレーニング」。)で回復を図っていました。

 今回は、ミスがなかったことが勝因だと思います。実力差のないメンバーだけに、ミスに対しては常に気を使います。みなさんトップレベルの猛者揃いですから、気負いたくはないので、勝ち負けは運だと思いながら走っています。

 今シーズンのレースは終わりましたが、ザラメツアーシーズンがまだまだ続きます。SKIMOはライフワークとして楽しくやりたいです。白馬に住み始めてから色々と学ぶことが多いので、それを今後に生かしたいと思います。

シニア女子優勝・上田絢加選手

 今日はシャバシャバの春雪になると予想できたので、長めで粘着力の強いシールと、シールワックスでしっかり備えたことが、勝因の一つだったかなと思います。

 最後の急斜面で、バイアスロンオリンピック代表の田中選手に抜かれた際、それまで後ろを確認していなかったので女子選手と気付かず、「ガンバ」なんて声をかけちゃったんですけど(笑)、そのあとにポニーテールが見えたので、「ヤバイ!」と思って、そこからゴールまでは猛烈にダッシュしました(笑)。最後は、自分を追い込んで終われたので良かったです。

 今シーズンのレースはこれで終了ですが、来シーズンは世界選手権やワールドカップにも出たいなと思っているので、選考に残れるよう頑張りたいと思います。