バードウォッチングと聞くと「たくさんの装備が必要」「高価なカメラじゃないと撮影できない」「ルールが厳しいのでは」など、興味はありながらも少しとっつきにくいイメージを持っている人もいるのではないだろうか。

 いろいろなアイテムがあるに越したことはないが、少し都会の喧噪から足を延ばし、木々や水場がある場所へ行けば、誰でも簡単にバードウォッチングのきっかけを作ることができる。たまには鳥を見ながら黄昏れる、そんな休日はいかがだろうか。本記事では基本のルールと3つのポイントを紹介する。

■バードウォッチングの基本のルール

 当然のことだが、観察対象である鳥も我々と同じ生き物であり、彼らの生活がある。ストレスを与えるようなことは絶対にしてはいけない。鳥だけでなく、他の人の通行の妨げになったり、鳥を追って私有地に侵入したりしないように、十分に注意が必要だ。

 スマホでの撮影はシャッター音が大きかったり、ズームにも限度があるためむやみに近づいてしまい、鳥を驚かせてしまうケースも多い。可能であればスマホでの撮影は極力控え、シャッター音の小さなカメラを用意するなど、マナーに注意して楽しむようにしよう。