■ポイント1 鳥の動きを感じよう
普段、街を歩いているとスズメが電線にとまり、カラスが喧嘩し、ハトが足元を歩いていたりと、生活の中に溶け込んでいる鳥はたくさんいる。このような身近な鳥たちを観察するのもおもしろいが、やはり自然の中で鳥を見つけると、より気持ちがいい。この感覚を味わってもらうためにも、ぜひ木々や水場スポットへ行ってみてほしい。
いつもなら自然と視界に入ってくる鳥たちも、いざこちらから探そうとすると意外と顔を見せてくれないものだ。呼んだら出てきてくれるような、サービス精神旺盛な鳥はまずおらず、声をあげるのは当然マナー的にもよくない。
まずはゆっくり周囲を見渡し、耳を澄まし、飛んでいる鳥ではなく、とまっている鳥を探してみよう。肉眼で見える範囲を探していくだけでも、おのずとポイントが見えてくる。枯れた木の枝先や木の下、電線や水面など、どのような場所が姿をとらえられるポイントなのかを見分けられるようになることが第一歩だ。