■甘辛焼肉味でくじら肉のクセが気にならない

霜降りの希少部位を使用

 やわらか鯨カルビは、甘辛い焼肉味に仕上げられている。従来のくじら缶は大和煮(砂糖醤油味)がほとんどだったから、これは新世代の味付けと言ってもいい。ラー油やにんにく、ごまの風味のおかげで、くじら肉特有のクセが気にならず、かなりウマい。ちなみに“カルビ”と表記しているのは、須の子(すのこ)と呼ばれる霜降り肉を使っているから。赤身の間に脂が入り込んでおり、歯応えと柔らかさの両方が味わえる希少部位だ。

 合わせるごはんは「アルファー食品」が発売した革新的アルファ化米「安心米クイック」を使いたい。熱湯を注いで5分、水を注いでも30分で食べられるという最速アルファ化米で、今年1月に出たばかりの新商品であります。(ちなみに、従来品は熱湯で20分、水で60分ほどかかるのが一般的)

石焼き風ビビンバの材料一覧

 安心米クイックの強味は、熱湯よりも水を使った時に発揮される。30分でできるのだから、テントを張ったり焚き火台を設置していればあっという間なのだ(水温が約15℃の場合)。なのでこの撮影時も、サイトに着いてまず安心米クイックの袋を開け、水を注いでおいた。

 他の材料はやわらか鯨カルビ缶にごま油、ナムル(スーパーの既製品)、うずらのゆで玉子であります。

戻した白米をごま油で炒める

 熱したスキレットにごま油をひき、水で戻したごはんを炒める。焦げ目が付くまでしっかり炒めておくと、できあがりが香ばしくなるのだ……と、これは某韓国料理店のご主人の請け合い。本来の石焼きビビンバでも、石焼き鍋でまずごはんを炒め、それから具を載せるそうだ。