■「七滝」の氷瀑は神秘的な淡いブルー

雪の白さと淡いブルーの氷瀑は神秘的
七滝の手前で見つけたゴリラ?  にほっこり(撮影:yayoi)

 七滝に近づくにつれ滝の音が少しづつ聞こえ、遠くに見えてくる氷瀑に感動。落差25〜30mの迫力満点な「七滝」の氷瀑は淡いブルーで神秘的だ。はやる気持ちを抑えゆっくりと安全に氷瀑の近くへ進み、迫力万点の氷瀑を楽しもう。

■まとめ

 スノーシュー初心者でも挑戦しやすい「七滝コース」のトレッキング。雪山の景色や氷瀑は見る者に感動を与えてくれる。自然のすごさを間近で感じることができる氷瀑は、一度は見ておきたい。

 筆者は氷瀑を見に行ったことがきっかけとなり、スノーシュートレッキングの魅力にはまった。冬山登山はハードルが高いが、低山や里山でのスノーシュートレッキングは気軽に冬山を堪能できる。最初はレンタルやホームセンターで売っているスノーシューで十分に楽しめるのでぜひ試してみよう。

■「七滝」周辺の紹介

●【松川温泉】

 硫黄の匂いと乳白色の源泉掛け流し温泉が楽しめる秘湯。歴史が長く地元からも全国の温泉ファンからも愛される「秘湯・松川温泉」は3軒の温泉施設があり、それぞれの露天風呂からは雪見風呂が楽しめる。トレッキング後の汗を流し、体の芯から温まろう。

●【松川地熱発電所】

 松川温泉の奥にある「松川地熱発電所」は日本初の地熱を利用した発電所。もくもくと蒸気が上がり、音も景色も迫力があり圧巻。発電所の周りには太いパイプが張り巡らされており、その大きさにも驚く。

●【レトロなボンネットバス】

50年以上も走り続け大切にされている「ボンネットバス」

 七滝から松川温泉への道のりは急斜面、急カーブが続くため雪道運転に慣れていない人は、八幡平マウンテンホテルから出ている冬季限定の「ボンネットバス」を利用しよう。ゆっくりと力強く雪道を進むボンネットバスは50年以上も走り続け大切にされている。(※ボンネットバスは12月上旬から3月中旬頃まで。積雪量により運行)

 

時刻表はこちら
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