■女ふたりの奥又白

 女性山岳写真家とテレマークスキーヤーが雪の北アルプス・前穂高岳に登り、美しくも険しいルートを滑り降りた。好物を前に目を輝かせデザートもしっかりいただく、それはまさに「女子会」か。3000m峰の南西と東南に抱かれた2日間をフォトグラファーの松岡祥子がレポートする。

女ふたりの奥又白
奥又白池から前穂東壁を背に滑り降りるフリースキーヤーのむらやまひろみ

■佐々木明 next step2

 新しい目標に向かって走り始めた真のオールラウンダー、佐々木明の歩みを追う新たなシリーズ。第2回目は新たなターゲットの大氷壁への思いを語りつつ、キーポイントとなるターンの秘訣に迫る。

佐々木明の次の目標は鋭く切り立った大氷壁だった
「あの美しい壁を見たら、ピークまで一直線に滑りたいと思いますよね」

■DIYでバックパックをつくるということ

 自分が使いたいバックパックを自らの手でコツコツと作り続ける「KanazawaPACKS」というガレージブランドがある。石川県金沢市を拠点に活動し、静かに愛好者を増やすDIYのバックパックブランドだ。同じエリアに住むフォトグラファー中田寛也の協力のもと、どんなモノつくりをしているのかを探ってみた。

DIYでバックパックをつくるガレージブランド「KanazawaPACKS」

「縫製の経験はほとんどありません。固定概念を持たずに試行錯誤しました」

 

「Fall Line 2022 vol.2」
定価:1,430円(税込)