■マイナス30℃の世界!「ダイヤモンドダスト」

氷点下15℃以下の晴れた朝に出現する幻想的な世界「ダイヤモンドダスト」

 晴れた朝、外を見ると雪は降っていないのに、陽の光に反射して何かがキラキラ光っていることがある。正体は「ダイヤモンドダスト」。空気中に含まれている水分が凍って光に反射する現象である。ダイヤモンドダストが発生する条件は2つ。「気温マイナス15℃以下」と、「太陽の光が差している」こと。冬の富良野は、マイナス20〜30℃まで冷え込むことがしばしばあるが、「放射冷却」という雲のない夜、地上の暖かい空気が空へ移動し、地上が冷やされる現象が要因となっている。つまり、星がきれいに見えた翌朝が晴れていれば、ダイヤモンドダストを見られる可能性は高い。

■雪の下で甘くなる!?「雪下キャベツ」

「雪下キャベツ」は雪国の知恵がたっぷり詰まった貯蔵方法

 雪国で野菜を雪の中から掘り出している光景を見たことはないだろうか。これは野菜を冷凍保存しているわけではなく、雪国で暮らす人々の知恵がたっぷり詰まった貯蔵方法なのだ。雪の中と聞くと寒いと思われがちだが、気温マイナス25℃を下回る富良野でも、雪と地面の境目はほぼ0℃に保たれている。冷蔵庫に比べるとやや低温だが、このほどよい寒さが野菜の甘みを増加させる。「雪下キャベツ」は生で食べてよし、大きめに切ればポトフやロールキャベツなどの煮込み料理にもよく合う。地元の人から愛される「雪下キャベツ」、今まではなかった観光向けの収穫体験ツアーも行われているのでぜひチェックしたい。

・住所:〒076-0053 北海道富良野市東町9-5 ウレシパ・フラノ
・TEL:090-6261-9668

・ホームページURL:https://www.urespa-furano.jp
※営業日時はホームページよりご確認ください