■3. 選ぶ時の注意点

 まずは使用を想定しているゴーグルと合うかどうかをチェックしてみましょう。そして、次にフィット感。被ったときに痛いところはないか、大きすぎないかを確認します。これはアジアンフィットモデルを選ぶと日本人にフィットしやすくオススメです。そして、各モデルの特性や性能、機能を見ていきます。シェルの素材と構造、MIPSに代表される多方向衝撃緩衝システム搭載の有無や軽さなどのバランスを、自身の滑走スタイルに合わせて鑑みます。最後に機能性という順番で見ていきましょう。

■4. 保管状態で持ちが変わる

 保管は直射日光の当たらない風通しの良い場所で行うことが大切です。保管環境が悪いとシェルの結合などに用いられる接着剤が劣化して剥がれてくる原因になりかねません。押し入れに入れるという人もいると思いますが、湿気が多いのであまりオススメできません。また、壁にかけるなどの一部分に重さが加わる保存方法は、シェルに使用されるプラスチックに負担がかかるため、平置きがベスト。インナーも水洗いしたうえで乾燥させ清潔に保ちましょう。

■5. 買え時はいつ?

 交換時期はメーカー推奨として、3〜5年が目安となっています。丁寧に扱っていたとしても、接着剤やシェルに使用される発泡スチロールの劣化が出てくる場合があるためです。また、ライナーにEPP(ポリプロピレン)素材を採用していない限り、基本的に大きな衝撃を一度受けたら買い替えたいもの。ヘルメットは一度ダメージを受けたら元に戻らないのです。EPPは復元性があり、ある程度の衝撃なら複数回耐えることができます。

 

【BRAVOSKI 2022 Winter Vol.1 より再編集】