■2. 自分に合うポールとは?

 一般的には身長の65%の長さと言われています。しかし、滑走スタイルや好みによって画一的ではないのがフリースキー。長さのことも頭に置きながら、選び方は使用環境がバックカントリーかゲレンデかで前提が異なります。バックカントリーの場合、レバーロックの伸縮式が便利でパウダー用バスケットがマスト。ゲレンデの場合、固定式か保持能力の高いスクリューロックがオススメです。それらを鑑みたうえで、振り心地の良いものを選びましょう。

■3. 使用後の保管方法

 使用後は水気をふき取って、直射日光の当たらない風通しのいい場所でしっかりと乾燥させることが大切です。伸縮式の場合、ロックを解除すれば、上下が二本に分かれる構造になっているので、分解して乾かすのが正解。春に使用するとストックの先に土やゴミが付くことも多いので、ちゃんと洗い流したうえで水気を拭き取りましょう。こうすることで錆びを防ぎ、耐久性を維持できるので、ポールは適切に保管すれば長持ちするアイテムになります。

■4. 買え時はいつなのか?

 よく、レンタルショップに古いポールが置いてありますが、ポールは寿命が長いのです。無理に体重をかけたり、衝撃を加えなければ、壊れないのが実のところ。バスケットやロックなど各パーツは壊れれば交換可能です。しかし、古いポールは「古い!」と見て分かるものです。あとはデザイン性の問題もあるので時代に合わせて定期的に買い換えるか、スキーやウエアを新しくしたらそのデザインに合わせてポールも買い換えてみるのも良いかも知れません。

 

イラスト=鎌倉スキーヤー  協力=株式会社シナノ

 

【BRAVOSKI 2022 Winter Vol.1より再編集】