■湯巡りができるぬくもりを感じる4つのお風呂

「健六の湯」
「健六の湯」の前にある足湯

 敷地内には、4つの湯(風呂)があり、それぞれ違った雰囲気が楽しめる。

・「健六の湯」は、渓流沿いにあるヒバ作りの温泉、広々としていて、渓流の音、木のぬくもり、木漏れ日に癒やされる。昼間には足湯に浸かりながら会話を楽しむのも良いだろう。

大石の「露天風呂」(混浴)
独り占めしたくなる木桶の風呂「子宝の湯」

・「露天風呂」は、見えないようにスダレで囲われている大石の温泉。混浴風呂だが、女性専用時間を設けている。脇には木でできたプライベート感覚で入れる「子宝の湯」がある。

「滝見の湯」
「滝見の湯」「露天風呂」に続く吊り橋

・「滝見の湯」は、龍神の滝を見ながら入浴でき、こちらも木のぬくもりが感じられる。滝が見えるが、男女共に露天風呂が付いており、冬は閉鎖される可能性もあり。

・「内風呂」は、宿の中にある温泉。こちらもヒバ作りでこぢんまりとしているが、風情があり、ゆっくりとくつろげる。

 泉質は無色透明で無臭、何度でも入れる気持ちの良い温泉。ランプの明かりだけで入る温泉は、心の底からリラックスできる。

 そして、昔ながらのスタイルで桶でお湯を汲み髪や体を洗い流す。電気が使えないので、もちろんドライヤーもない。こうしたことでも、デジタルに囲まれた生活との違いを実感することができる。