■チェックポイント3 ベンチレーションは開けておく

著者の新幕にはベンチレーションが2つあるので、しっかり両方とも開けて使用した

 一般的なテントにはベンチレーションがある。暖かい空気や一酸化炭素は上昇するので、自然とベンチレーションから外に逃げていく。

小さな隙間でもちゃんと空気は流れ出るので、これだけでも一酸化炭素濃度が高くなるのは抑えられる

 1ヶ所のベンチレーションでも換気できるが、必ず開けておき、可能なら入り口も開けておこう。空気が循環するので、一酸化炭素中毒のリスクが下がる。

■チェックポイント4 一酸化炭素チェッカーは必ず用意する

故障や誤作動が怖いので、著者は2個使いしている

 一酸化炭素中毒にならないためには「一酸化炭素チェッカー」の使用が重要になる。一酸化炭素チェッカーとは、空気間の一酸化炭素が危険な量に達したときに音や光で知らせてくれる警報器のこと。

■チェックポイント5 就寝時には消す

寝る前に少しだけ、ストーブの炎を見ている時間も好き

 冬キャンプはとても寒いので、ストーブをつけたまま寝たくなるが絶対に消してから寝ること。寝相がよいからといって安全ではない。寝ている間に火災が発生したり、一酸化炭素中毒になっても気付くことができないので、やはり寝る前に消しておくのがよい。

 寝ている間の防寒対策は毛布や寝袋、湯たんぽなどの工夫をおすすめする。

 筆者はとても心配性なので、換気をマメにして一酸化炭素チェッカーもダブル使いしている。だが注意せずにストーブを使っていると、万が一の事態もあり得るので、常に細かすぎるほどチェックしているくらいがよいだろう。