寒さが厳しくなる秋冬のアウトドアは、着用するインナーによって快適に過ごせるかが決まってくるといっても過言ではない。アウトドア用インナーは別名「ベースレイヤー」とも呼ばれており、直接肌に触れるウェアとして重要な役割を担っている。
アウトドアに適した高機能な秋冬用インナーを着用すれば、高い保温性が期待できるうえ、汗を素早く吸汗拡散してくれるので、汗冷えによる体温低下の心配がほとんどない。ウインタースポーツなどのアクティビティでも重宝するアイテムといえる。
■秋冬用インナーの素材と利用シーン
秋冬用アウトドアインナーに使用されている素材は、主に以下の3つが挙げられる。
●メリノウール
高い保温性と調湿性、防臭効果があるのが特徴。天然繊維のため価格が高め。
●化学繊維
ポリエステル、ナイロン、ポリウレタンなど。軽くて吸水速乾性に優れている。ウールに比べると価格がリーズナブル。吸汗速乾ベースレイヤーの下に着て、肌から汗を離し、汗冷えなどを軽減するドライ系アンダーもある。
●混紡タイプ（メリノウール×化学繊維）
メリノウールと化学繊維を組み合わせたタイプ。保温性と吸水速乾性を兼ね合わせており、動きやすい製品が多いのも特徴。
キャンプなど比較的動作が少なく、汗をかきにくいシーンでは、保温性の高いメリノウール100%のインナーがおすすめ。一方ウインタースポーツや登山などの運動時は、暖かさと速乾性、耐久性を兼ね揃えた混紡タイプを推奨する。
以上のポイントを踏まえたうえで、アウトドアブランドのおすすめインナーを紹介。ぜひチェックしてみてほしい。
※価格や情報は記事執筆時のデータであり、変更される可能性があります。
