■気になる中身は?
包丁でカットして、一番固かったのが新聞紙だけで焼いたものだ。だが、食べてみると程よい水分が残ってホクホクで美味しい。
アルミホイルのみは包丁がねっとりと入る感じ。3種類の中で一番水分が多くしっとりとした焼きいもだ。
新聞紙+アルミホイルはスッと包丁が入る。ホクホクとしっとりとした焼きいもの中間くらい。
■結局どれが美味しいの? なぜこんなにも見た目が違うのか
どんな焼きいもが好きなのか好みによって違うと思う。著者はしっとり系が好きなので、今回検証してみた結果、アルミホイルだけで作った焼きいもが一番良かった。
・アルミホイルを使う理由
多くの食品の包装にも使用されているアルミ箔。アルミ箔は他の金属と比べても、食品に熱をしっかりと伝えてくれるのが特徴。紫外線や赤外線を通さず、食材の水分を逃がしにくい面でも優れている。そのため、さつまいもに熱を与えつつ水分を逃がさないので、しっとりとした焼きいもができるのではないだろうか。
・濡れた新聞紙を使う理由
本来、濡れた新聞紙を使うのはさつまいもの水分補充や水分を保つためだが、新聞紙の水分が少しずつ減っていき、さつまいもの水分まで吸い取っているように思う。もう少しおき火をしっかり作るか、おき火から離れたところでじっくり時間をかけるのが良いのかもしれない。
アルミホイルのように水分を外に逃がさないわけではないので、さつまいもの良いホクホク感を残すことができると思った。
今回はべにはるかを使ったが、焼き方を変えることでしっとりにもホクホクにもすることができた。
多くのキャンパーは、キャンプにアルミホイルを持っていくと思う。焚き火を楽しんだ後やバーベキューが終わった後のおき火で、ぜひ焼きいもを試してみてほしい。