夏が終わり肌寒くなってくると、焼きいもを食べたくなってくるのはなぜだろう。

 子供の頃「いしやきいも~おいも」という声が聞こえてくると、思わず外に飛び出したことがある。そんな懐かしい思い出がある人は多いのではないだろうか。焼きいもといったら、新聞紙に包んださつまいもを大量の落ち葉の下で作るというイメージがあるが、実は焚き火台を使って作ることもできるのだ。

 さつまいもを何で包むのが美味しいのか? 新聞紙、アルミホイル、両方を使って検証してみることにした。

■必要なもの

必要なものはたったこれだけ!  水はさつまいもを洗ったり新聞紙を濡らすのに使う

・さつまいも(今回は「べにはるか」を使用)
・新聞紙
・アルミホイル
・水

 自宅にあるものやスーパーで手に入るもののみ。新聞紙は濡れたキッチンペーパーでも代用可能。

■焚き火で焼きいもを作るのなら、おき火が基本

炎の勢いがあるうちに入れてしまうと焦げてしまう。しばらくは焚き火を楽しむ時間

 焚き火の大きさや木材の種類にもよるが、一般的な焚き火の温度は1000℃程と言われている。おき火とは炎があがらなくなり、薪の中心部分が赤くなっている状態。焚き火の温度よりも200~300℃低めの温度になる。火力が安定しているので調理に向いていて、食材にじっくりと火を通すことができるのだ。

炎が落ち着いて薪(炭)が白くなったら焼きいも開始!

 炭も薪と同様、中が赤く全体的に白くなってきたら、おき火の完成。おき火ができるまでは時間がかかるので、その間に下準備をしておくのが良い。