コンボクッカーという調理道具をご存知だろうか。ダッチオーブンの一種で、フライパンがフタの役目も果たす構造で、取っ手は2つある異色の存在である。普通の鉄鍋としての使用はもちろん、それぞれ個別に使うこともできる。まさに一石二鳥のダッチオーブンといえるだろう。
■コンボクッカーのメリットとデメリット
コンボクッカーには、その形ゆえのメリットとデメリットが存在する。メリットはなんといっても、使い勝手のよさだろう。焼き、茹で、蒸し、揚げと調理方法は万能だ。個別に使えば複数の料理を一度に作れる。通常のダッチオーブンのように脚が付いていないため、家庭用のキッチンでも使用できるのも嬉しいポイント。キャンプの前に自宅で料理の練習をすることが可能になる。
デメリットはサイズのバリエーションが少ないことだろう。現在、販売が確認できるもので、内径15〜25.7cm。最も大きい内径25.7cmでもそれほど深くはないため、キャンプで使うとなると少し心許ない。2〜3人で食べるならメインディッシュ、4人以上ならサイドディッシュを作るのに最適だろう。