関東もついに梅雨入りし、山やキャンプから足が遠のく季節です。この時期の休みを有意義に使いたいけれど、ギアを濡らすと乾かすのにも一苦労ですしね…。
そんな梅雨時は、新たなキャンプ飯や山飯の引き出しを増やすために、自宅で新メニューの開発に取り組んでみたらいかがでしょう。先日、この春に誕生したばかりの「DIY FOODS(ディーアイワイフーズ)」なる新ブランドを見つけたので、早速いろいろと試してみました。
■調理キット×3+シーズニング×3が全ラインナップ
調べてみたところ、手掛けているのは愛媛県松山市にあるアウトドアショップ「ランカー」(いかにも釣りに強そう!)。きっと、瀬戸内の海で釣りキャンプをする際に、「釣りの時間を1分でもキープするために手軽に、でも美味しいものだって諦めたくない!」と開発されたに違いありません。
パエリア、パスタ、スープと3種類の調理キットに加え、3種類のシーズンニングとミニマムなラインナップなので、とりあえず全種類並べてみました。どや。
早速、パエリアの封を切ってみましょう。パウチのアサリがゴロッと入っているほか、乾物のレンコン、ゴボウ、押し豆、ヒジキなど、たくさんの種類の具材をまとめたパックが1つ。そこにカレースパイスとお米がセットになっています。
これだけの種類の具材やスパイス類を1つずつ揃えると、かなりの労力と金額になります。使い切ることを考えると、このセットはなかなかありがたいですね。
ちなみに、お米は2人で食べてちょうど良いくらいの量が、たっぷりと入っています。ソロ用に使うなら、あらかじめ自宅で小分けにしていくことをおすすめします。
これは特殊加工した国産のアルファ化米で、普通のお米よりも早く炊き上げることができます(約10〜15分)。沸点の低い標高の高い場所で炊いても失敗がないそうです。試しに味付けなしで食べてみたのですが、わたくし、アルファ化米が得意ではないのですが、これは美味しい。このお米だけでも販売して欲しいくらいです。アルファ化米の量り売りなんて、あったら便利だと思いませんか?
話を調理に戻します。お米は煮込むだけで、ちょうど良い炊き具合に仕上がりました。これは失敗しようがありません。具材は好みで足してもOKということなので、パプリカ 、レモン、パセリを追加。袋の手順通りに作ると、15分少々であっという間に本格的なカレー風味のパエリアが出来上がり。なかなか、美しいそうな仕上がりでしょう?
塩は付属しておらず、自分の好みで加えるとのこと。キャンプや山では1パッケージで全てが完結してくれると楽なので、正直塩はセットに入れて欲しいかなと感じました。油っ気もあった方が絶対に美味しいので、鶏肉や豚肉を入れたり、オリーブオイルで最初にお米を炒めたりすると、手間は増えるけれどより美味しく食べられそうです。
ってことで、我が家の好みに合わせて、ちょっとアレンジしてみたのがこちら。
出来上がったパエリアをスキレットに入れて、市販のホワイトソース1パックをかけ、チーズを散らして油っ気をプラス。ドリア風に仕上げてみました。自宅ならグリルやトースターで、キャンプならスキレットをバーナーで温めてパリパリにご飯を焼き上げてから、表面をバーナーで炙ると美味ですよ。