■停滞前線が消えた後はどうなる?

 8月12日に発表された1か月予報によると、14日~20日は雲りや雨の日が多くなり、気温も平年並みまたは低くなる予想。例年の夏よりも過ごしやすくなりそうだ(というよりむしろ大雨に警戒が必要な期間だ)。しかし、このまま秋が来るとは思わないほうがよいだろう。21日以降の気温予想は、北日本~西日本で平年より高くなると予想されている。急激に盛夏の暑さが戻ってくるので、気温差による体調不良などにも注意が必要となりそうだ。

 そのまま夏の暑さは、9月初めにかけても続く予想。残暑が長続きし、積乱雲の発達による局地的な短時間強雨が起きる日もあるだろう。台風が襲来する可能性も十分にある。近年は温暖化の影響からか、10月に台風が日本付近に接近・上陸することもある。

 日本アルプスなどの高山では、お盆を過ぎれば少しずつ秋の気配が漂ってくるが、低山で秋を感じられるのはまだまだ先になりそうだ。