(各社、同仕様でウィメンズモデルもそれぞれ展開しているので、詳しくは各ウェブサイトでチェックしてみてください)

※なお、本記事はテストを担当したアウトドアライター・井上大助の主観に基づき書かれたもので、コンディション等により着用者の印象が異なる場合があることをおことわりしておく。

■フードの特徴。使いやすさ

モンベルはギリギリフードの下にヘルメットを被ることができるが、余裕はない。ひさし部分にはフレキシブルなワイヤーが入り、調整もしやすい
ミレーのみヘルメットの上からでも余裕でフードを被ることができる。さすがヨーロッパを代表するアルパインブランドだ
また、ミレーにはフードの内側の額部分にゴム付きの返しが装備される。風雨の浸入を防ぎ、強風時にフードがめくれ上がるのを防いでくれる
パタゴニアはヘルメットには対応していないフードの大きさ。かぶれなくもないがかなりパツパツだ。しかし、調整はしやすく、後頭部のアジャスターにはフードを束ねられるフックも装備している

 雨中の行動で不可欠なのがフードだろう。各社ヘルメットを被らなければ問題なかったが、ヘルメットを被った状態だとモンベルとパタゴニアは明らかに小さく、ミレーのみがヘルメット被った状態でもゆとりをもってフードを被ることができた。ヘルメット着用を前提とするような山域で着る予定のある人は必ず試着して確認しておきたいポイントだ。

 ヘルメット着用を想定しなければ、どのモデルもフード調整は問題なく行えた。