●ポイント2-間接体験の提供

 得たヒントをアウトドアに置き換えられたら、その置き換えた情報を間接的に子どもへ提供してみましょう。

 例えば、動物好きであれば、動物が主人公でジャングルとかサバンナのような大自然が舞台になっている絵本を見せて読んであげるのもよいでしょう。

 忍者に興味があれば、現代版の水面移動や木登り、すなわちカヤックやツリークライミングの動画を一緒に見ても面白いと思います。

 食べることが大好きであれば、簡単な料理を一緒に作ってみるとか。お庭でのバーベキューや流行りのベランピングもいいかもしれません。

 あくまでも間接的ですが、実体験、すなわちアウトドアでの直接体験をゴールと考え、そのゴールに繋がる情報を提供することで、子ども達の興味や楽しさがより明確になってきます。小さな子どもであれば、情報を提供することで、興味や楽しみを誘導することもできるでしょう。

 もし提供した情報や体験に子どもが興味を示さないようであれば、慌てることなく、違う視点から子どもを再観察してみてください。

●ポイント3-直接体験の提案、検討

 子どもの興味と楽しみが見えたところで、アウトドアでどんなことができるのか、どんな体験をしてみたいのか、具体的な内容を一緒に考えてみましょう。心がけることは、さりげなく、子どもが忖度せず、自由な発想で本音を言える場をつくってあげることです。

子どもと感動を共有しよう

 どうすれば子どもと一緒にアウトドアを楽しめるのか?

 日常の中に隠されたヒントを手がかりに、子どもの興味や楽しさを知り、アウトドアに置き換えることが重要なポイントです。

 もしお家でヒントを見つけることができなかったら、慌てずにヒント探しのフィールドを少し広げてみましょう。きっと近所の公園や森にもたくさんヒントが隠れています。 

アウトドアでは親子であり信頼できるパートナーです

次回のテーマは「近所でソトアソビ」