若葉の芽吹きが眩しい5月。新緑のトレイルを歩きたい! 子どもたちを連れて、新潟県と長野県を”塩”で結ぶ「塩の道」へ。「千国街道」とも呼ばれる全長120kmのロングトレイル。その1区間だけ歩いてみた。

■塩の道、千国街道って?

大網(おあみ)峠。塩の道の表記がある

 その昔、新潟県糸魚川市と長野県松本市までの約120kmの道のりを、塩などの生活物資を運ぶために切り開かれた旧街道。8市町村をつなぐその道は、たくさんの名所や旧跡、物語が伝承されている古(いにしえ)の道、古道である。現在は国道148号線、JR大糸線が通り、付近には多数の温泉やキャンプ場がある。魅力的な山々が連なるアウトドアフィールドとしてもお気に入りのエリアなのである(家からも近いので)。今回は県境の区間にあたる大網峠(おあみ)に、戸倉山も追加した。さてどんな山旅になるのやら……。

■スタートは白池から!

水面に映る雨飾山が美しい白池

 今回は文字通り、山あり谷あり峠ありのコースなので装備もしっかりと。加えて気温もグングン上がって25℃を超えていた。飲み水は1人2L。”行動食”という名のオヤツも多めに持参した。よく整備された遊歩道を20分ほど歩くと池のほとりに着いた。

 周回できる遊歩道もあり、ここだけでもとても気持ちいい。昔、小さくてまだあまり歩けなかった子供たちを連れて度々ここに来ていた。10cmぐらいの靴を履いていたのが、今では24cmの山靴を履きこなしている。「大きくなったな……」と、目を細めて感慨にふけっていると。じっとりとした暑さに「あつい暑い!」と騒ぎ始める子供たち。「声もデカくなったな……」今度は耳を塞いでテクテク歩いていくと30分ほどで、新緑のブナの淡い緑が美しい角間池に到着した。

ルリイトトンボとアマゴイルリトンボの舞う角間池。透明度が高い!

■戸倉山へ寄り道!

 角間池から先に進むと大網峠になるのだが、時間も体力的にも余裕がありそうなので予定通りに戸倉山へ。

戸倉山へ!

 風が抜けてきて気持ちよくペースも上がる! ブナの原生林と尾根筋の杉の巨木がすごい!

木の根のアスレチック!

 樹間から白馬方面や雨飾山方面に見晴らしのきく道。30分ほど進むと標高975mの戸倉山へ到着した。開けた山頂は海も近くに感じられる360度の大パノラマ! 長野、富山、新潟の県境の山々がよく見えた。海を眺めていると「ゴォー」と音がして息子が何か飛んでいると叫んだ。

飛んでいたのはF15イーグルという空を守るワシだった

 山頂からの景色を満喫してお昼にしようとしたが、さえぎるモノが何もない山頂はとても暑い。ということで、日陰のある角間池のベンチまで戻って食べることにした。

お昼は塩おむすびと豚汁で!

 手早くお昼を済ませ進路を大網峠へ。ここから少し登れば後はゴールの大網宿までは長い下りとなる。山靴の紐を締め直して、さあ行こう!