■無料のバスを活用した川旅。美しい新緑を堪能せよ

 そんな浮かれステージの板取川だが、川旅と絡めて目いっぱい浮かれられるベストシーズンは5月だ。なぜならこの川は鮎釣りのメッカでもあり、6月の解禁後になると川を下るのはなかなか難しいから。しかし、1番の理由は、新緑の時期がもっとも美しいからである。

美しすぎる5月。濃淡様々な緑を堪能できる

 川沿いにはバスが走っているため、それを活用して川旅の計画を練るといいだろう。キャンプ場などを拠点にしてもよし、前述の観光スポットに行ってもよし、蕪山(かぶらやま)の登山や釣りと絡めて遊びまくるのもありだ。ここは川だけ下って帰るでは、あまりにももったいないエリアなのである。

担いで移動できるパックラフトは旅向きだ

 板取地域内バス「板取ふれあいバス」は、地方にしては珍しく土日祝日は1日11 便も運行しているから旅の計画が立てやすい。しかもな、な、なんと運賃が無料なんです!! 地域の方の足となるコミュニティバスなので、マナーは絶対に守って活用させていただこう。

 

(平日用時刻表)

https://www.city.seki.lg.jp/cmsfiles/contents/0000004/4993/chiiki-itadori-weekday(20210401).pdf

(土日祝日用時刻表)

https://www.city.seki.lg.jp/cmsfiles/contents/0000004/4993/chiiki-itadori-holiday(20210401).pdf

 

 そのうえ、このエリアには「板取川温泉バーデェハウス」という温泉施設があるのも超嬉しいポイント。僕の場合、車で温泉近辺の川へアクセスできるポイントに行き、川を下った後はバスを使って寄り道しながら上流へ戻り、この温泉に浸かって車に戻るってのが王道の流れになっている。