■春スキーの滑走ゲレンデ
オススメは朝イチの綺麗に整備されたグルーミングバーンの滑走。圧雪車で整えられた、縦縞のトリコロールカーペットに自分のシュプールを刻んで滑るのは、朝一番の滑走者の特典ともいえる。ちょっと冷えた朝はカチカチで、レーサーや上級者好みのバーンコンディションになるが、大抵そんな雪の硬さは長く続かない。時間と共に次第に雪が緩んで、誰もが滑りやすい柔らかさになるのは時間の問題。暖かい日なら朝一から雪はやわらかい。ゲレンデであっても春スキーの雪は、ハイシーズン以上に変化に富む。
雪が緩んでザクザクになってくると、コブ斜面の滑走も面白い。少し重い、ザラメ化した雪はコブ斜面を滑る際に受ける衝撃をよく吸収してくれるので、コブの上達を目指す人は春にひたすらコブを滑り込む。深く掘れたコブは上級者向けだが、春は雪解けが早いので、雪解けによって深いコブが浅くなってくれることもある。
■アフタースキーの充実
日照時間がどんどん長くなっていくこの時期、スキーを終えて帰路についてもまだまだ明るい。スキーはお昼くらいで早々に切り上げて、寄り道やドライブを楽しみながら帰るのも良いだろう。気持ちにもゆとりを持ってスキーを楽しめるのが、春スキーの醍醐味ともいえる。
今シーズンも、まだまだ営業を行なっているスキー場はあるので、営業期間を確認してゲレンデに足を運んでみてはどうだろう？
