ワークマンの「耐久撥水シェルジャケット」をご存じだろうか。好評な口コミも多く、1,900円(税込)という手ごろな価格もあって、一時期入手困難とまでなっていたアイテムだ。
筆者は1年前に入手し、実際に使ってみた結果「夏でも冬でもない時期」の「天候が微妙」な際に真価を発揮する一着だとわかった。
今回はいったい何がそれほどいいのか、フィールドでの使用シーン、一部でわかりにくいという口コミがあるポケッタブル収納のコツ、ちょっと残念に感じた部分も加えて「忖度なし正直レビュー」をお伝えしたい。
■ワークマン「耐久撥水シェルジャケット」の特徴
「耐久撥水シェルジャケット」のファーストインプレッションとしては、とにかく薄く、軽く、柔らかな感触だった。控えめな光沢があるがシャリシャリ音がする素材ではないし、安いビニールカッパのようなペタペタ感もない。
公式サイトによると、汚れが落ちやすい「DIAMAGICDIRECT(ディアマジックダイレクト)」の耐久撥水仕様で、抗菌防臭機能まで備えている。
注意すべき点は防水ではなく「撥水」であることで、タグにも「水をはじきやすい」という表記がある。公式サイトでは縫い目から浸水する可能性があること、着用と洗濯で撥水力が低下することが記載されている。
つまり土砂降りの雨を防げるレインスーツではないし、生地が薄いので防寒着にも属さない。ちょっと着るタイミングを選ぶ印象なのだ。
ではどのような場面で使用すればよいのだろうか。
■1年使ってみてわかったメリット・デメリット
購入して1年が経ち、筆者が感じた最大のメリットは、非常に軽量で着心地がよいことだ。必要なときにさっと取り出して羽織れるし、薄くてゴワつかず、快適な着心地だ。
ポケットが3つあって、すべてジッパー付きなので鍵などの小物や財布を落とす心配がないのも使い勝手がよい。胸ポケットはスマホがギリギリ入るサイズだ。
使用して1年といっても夏と冬は使っていない。真夏に着るには暑いし、薄手のため真冬には向いていないからだ。
そのため、まだ4~5回ほどしか洗濯をしていないのだが、撥水効果は十分残っている。その証拠に水を袖に直接ドボドボかけてみたところ、水をはじいて水玉となって落ち、ほぼ残らなかった。小雨程度ならば問題なく防げるだろう。
フードとウエスト部分にはドローコードがついているので、引き絞れば風が入ってこないし、袖口にはゴムが入っていて腕まくりが容易だ。アウトドアなどで着たまま洗い物をするときなどには便利だ。
一方デメリットは100%ポリエステル素材なので熱に弱いことだ。キャンプで焚火をするときは、近づきすぎると火の粉で穴があくかもしれないので注意が必要だ。
■こんなアウトドアシーンに「ちょうどいい」
実際に使ってみて、このジャケットが活躍するのは真夏と真冬を除いた季節で「ちょっと肌寒いが、本格的な上着を着るほどでもない」「雨が微妙に降りそう」「風が少し強いかも」といった「天気と気温が微妙」という場面だった。
釣りやハイキングなど、1日中屋外で過ごすために天気の変化や、寒暖差にも気を付けたいときに持っていくと安心だった。
春先のキャンプの夕方や朝に冷え込んだときに、この1着があったおかげで快適に過ごせた経験がある。また、朝夕涼しく感じる時期には、日課のウォーキングの際に着用している。さっと羽織れるのでちょうどよい。
ポケッタブル仕様でコンパクトに収納できるので今後は旅行のお供にもしたい。購入したブラックはアウトドア以外でも着回しがしやすい。