2026年9月19日、群馬県前橋市の県立赤城公園内に、「スノーピーク ランドステーション 赤城」が開業しました。様々なアウトドア・アクティビティをより充実させてくれる複合施設が担う役割と魅力を紹介します。

■直営ストアプラスαの価値を創造

 日本百名山のひとつ、群馬県・赤城山の山頂エリアに誕生した「スノーピーク ランドステーション 赤城(以下、ランドステーション 赤城)」は、緩やかに湾曲する大屋根が印象的な複合施設です。

「赤城山」は、最高峰の黒檜山(くろびやま・標高1,828m)や駒ヶ岳、地蔵岳、荒山など、複数の外輪山で構成されている。トレッキングをはじめカヤックや氷上レジャーで人気のスポット

 赤城山頂部にある県立赤城公園の豊かな自然のなかに誕生した当施設。関東ふれあいの道などの登山道や散策道が整備されており、赤城山周辺を知る人にはおなじみだった「旧ビジターセンター」の建て替えにともない県が整備し、スノーピークが指定管理者として運営します。

 ランドステーションとは、ローカルの「衣食住働」を紹介しその土地とのつながりを目指す施設ですが、ここ赤城では一般的な観光案内に加えて、地域の自然をより深く知れるディスプレイやストアを併設。仕掛けが楽しい立体展示やストアに並ぶアイテム、地元の名産品を活したカフェなど、立ち寄るだけで赤城の新たな魅力に出会える場所となっています。

赤城山山頂エリアの自然や観光スポットをビジュアル化した案内パネル。自然との関わり方を提案する「野遊びレシピ」や立体展示などでも楽しませてくれる(撮影/杉山元洋)

 アウトドアフィールドとして人気のエリアだけに、コインシャワー(男女各2室、300円/5分)や大型荷室もあるロッカー(400円/1日)をはじめ、ショップ閉店後も24時間使用できるトイレがあるのも嬉しいポイントです。

 「ランドステーション 赤城」の前をさらに山頂方面へ進めばすぐに鳥居峠に到着。旧ケーブルカー駅舎を活用して2026年春に開業した話題の施設「ほぼの駅 AKAGI」もあるなど、赤城山の山頂エリアがさらに充実したというわけです。

■キャンプディナーにもお土産にも見逃せない地元名産品

 建物内に入ると、柱を極力減らしたという広々とした空間が広がり、ストア・カフェ・観光案内・休憩スペースの各空間が途切れることなく上手につながっています。

内装の部材や家具には群馬県産ヒノキなどの県内産木材を活用(撮影/杉山元洋)

 テントやギア、アパレルなどが並ぶスノーピーク直営ストアで存在感があったのは、地元の名産品です。ソーセージなどの加工肉やクラフトビールが充実しており、キャンプの食事にプラスしたり、お土産に選んだりしても喜ばれそう。

キャンプ用品やアパレルのほか、店舗限定アイテムや群馬・赤城の名産品を販売(撮影/杉山元洋)

 また、Tシャツやウォーターボトルなど、この店舗でしか購入できないご当地オリジナルグッズも用意されていました。

 地元の名産品はカフェスペースの「ヒュッテハヤシカフェ」でも楽しめます。

 群馬県産ブランド豚「福豚」と地元食材を使った料理、デザート、ドリンクを提供しており、レセプション当日の試食で振る舞われたホットドッグも、ジューシーなソーセージとリーンなあっさり系のパンのコンビネーションが素直な味わい。

ランドステーション内の「ヒュッテハヤシカフェ」では、群馬県産ブランド豚「福豚」と地元食材を使った料理やデザート、ドリンクを提供する(撮影/杉山元洋)

 食事メニューのほかにも、バスクチーズケーキやテリーヌショコラといったスイーツも用意されるので、アクティビティ後の休憩にも重宝しそうです。都市部から離れた山頂エリアであっても、内装や提供されるメニューのどちらにも味やトレンド感へのこだわりを感じました。

 はじめて訪れる人はもちろん山や湖のレジャーで通いなれた人でも、赤城山での新たな遊びや過ごし方ができる施設となっています。