標高1,212mの「御在所岳(ございしょだけ)」は、三重県と滋賀県の間に位置し、日本二百名山のひとつに数えられる。ロープウェイで手軽に標高1,180mまで行くことができ、登山客のみならず多くの観光客が押し寄せる人気スポットだ。紅葉の名所としても知られ、シーズン中はおよそ20万人が訪れる。
そこで今回は、2025年11月上旬に御在所岳で登山をした模様をレポートする。
■美しい紅葉を見に「御在所岳」へ
御在所岳の紅葉は例年、山上エリアは10月中旬から下旬頃、中腹エリアは10月下旬から11月中旬頃、麓エリアは11月中旬から下旬頃にかけて、山頂から裾野へと徐々に場所を移しながら見頃を迎える。
●御在所岳へのアクセス
御在所岳へのアクセスは、名古屋から車の場合、名古屋西ICから東名阪自動車道を利用し、新名神高速道路の菰野(こもの)ICを降り、一般道で御在所ロープウエイ・湯の山温泉駅まで、およそ35分で到着する。
公共交通機関の場合、三重交通バスで名古屋から湯の山温泉・御在所ロープウエイ前停留所まで約70分。もしくは、近鉄特急で近鉄名古屋駅から近鉄四日市駅までおよそ30分、近鉄湯の山線に乗り換え30分ほどで湯の山温泉駅へ。近鉄湯の山温泉駅停留所からバスに乗り約10分で湯の山温泉・御在所ロープウエイ前停留所に着く。
御在所ロープウエイ・湯の山温泉駅から標高1,180mの山上公園駅までは、およそ15分。片道だけロープウェイを使用することも可能なので、体力に自信がない人や時間が十分に取れない人でも訪れやすい。
紅葉シーズンは周辺道路や駐車場が大変混み合うことが多いため、早めの時間帯または公共交通機関の利用がおすすめだ。
●予定を変更して、往復登山に挑戦
今回、往路はロープウェイを利用して山上公園内に長く滞在するつもりだったが、当日の天候の影響を受けてロープウェイが運休となった。登山の装備や行動食等を十分に準備していたので往復登山へ変更することにした。
御在所岳の登山ルートは、人気の「裏登山道」「中登山道」、初心者向けの「峠登山道」、中級者向けの「表登山道」「一ノ谷新道」などがある。
定期的に登山に行く習慣のない筆者は、初心者でも比較的登りやすいという裏登山道ルートを選んだ。ロープウェイ駅の建物左手側を進んでいくと、登山道入口に到着する。
比較的なだらかな山道を抜け、大小さまざまな岩が転がるエリアに入ると、巨大な砂防堰堤(さぼうえんてい)が見えてくる。大雨のとき、土砂などの流れを調節するものだ。水が流れる砂防堰堤の間をくぐり抜けて進むと、せせらぎが心地よい沢沿いの道が続く。