筆者は普段からワークマン商品へのアンテナをはっている。それは以前に買ったシューズの使い心地がよかったからだ。そうしたなか、ハイバウンスシリーズの新モデル「ハイバウンスファントムライド」が発売された。日頃から足の疲労感に悩む筆者は「疲れにくい足は靴から」と考えさっそく購入した。
本記事では「ハイバウンスファントムライド」の機能性と、実際に着用して高尾山を歩いてみた着用感を紹介する。
■ワークマンのハイランクモデルシューズ「ハイバウンスファントムライド」とは?
「ハイバウンスファントムライド」は、ワークマンにて販売されているランニングシューズ「WORKMAN Premium」に分類され、技術とこだわりを集約させた高レベルの品質・機能・デザインを備えたハイランク商品。ワークマンの強みのひとつである、ハイレベルでコスパの高い商品だ。
同製品の最大の特徴は、2重構造のソール(靴底)による高い反発性と履き口が高い強度と耐久性を持つ高耐久生地で製造されている点だろう。
■高尾山ハイキングを通じて実感! 歩き心地レビュー
まず目を惹くのが分厚いソールだ。履いてみると少し目線が高くなった印象を抱くほど。ワークマンからはランニングシューズとして販売されているが、ウォーキングでの利用にも適しているのではないかと筆者は考えた。舗装道路が9割を占める高尾山の1号路ルートなら普段使いに近い感覚を得られるのではないかと推測したのだ。また登り坂のグリップやフィット感、下り坂ではクッション性も試してみたいと考えた。
新調した靴を履いて梅雨入り前の青々とした木々が生い茂る高尾山へ。高尾山口駅を出発し、1号路から山頂を目指した。
歩きはじめてすぐに気づいたのは、自然と足が前に出るような感覚。ソールのつま先側より土踏まず部分の方が厚いように感じる。踏み込んだ際のクッション性能は高く、足に伝わる衝撃を軽減してくれる。踏み出した足はわずかに沈み込みながら、地面をグリップしているような感覚があった。
2時間ほど歩き続けて、無事に山頂へ。日頃から運動不足のためさすがに「疲れなかった」とは言わないが、心地よい疲労感がある。ほぼ休憩なく歩き通せたのは、自然と足が前に出る靴の影響が大きいだろう。下山では長く続く下り坂や階段もあり、膝や太もも周りへの負担も想定していた。しかし、固すぎず柔らかすぎないソールにより安定した歩行ができ、靴の中で足が動くこともなくフィット。地面をしっかり捉えながら歩けたからか、足に痛みはなかった。なにより、歩きやすいという印象が強い。
ただ、未舗装路区間では足裏に違和感を感じることもあったので、やはりアスファルトやコンクリートの道路が続く公園や街歩きが向いていると感じた。
■2重構造ソールが生む高反発性能の仕組み
「ハイバウンスファントムライド」のソールには、反発素材である「BounceTECH Union(バウンステック・ユニオン)」が使われている。大きな気泡で構成され、やわらかいクッションの役割を果たす「タフ層」と、小さな気泡で構成され、高密度のクッションの役割を果たす「ソフト層」によって形成されている。
この2重構造により、着地時の衝撃をやわらかく受けとめるとともに、力強い蹴りだしをサポートする。ワークマンによると従来の1.9倍の反発性を達成しているという。
さらに、2つの層のあいだには、カーボン繊維が配合されたスケルトンプレートが挟みこまれており、一歩一歩の推進力を高めている。