山小屋の20分ほど手前にある静高平の湧水ですが、今シーズンは7月下旬から涸れてしまいました。毎年、一旦涸れても8月に入ると復活するというのが例年の感じですが、今年はまだ復活の兆しなし。このままシーズンが終わってしまうのか? 果たしてどうなる……。
今年は、天気予報に雨マークが付いていても、霧がかかるだけで降らないことも多いように思います。バシャー、ドッシャーと容赦なく降る夕立ちが少ないのです。
小屋から激坂を下った先にある水場は、いつも水量が豊富だから安心、なんて思っていたけれど、最近は水量が減ったようにも見える。崩落地の横にある、奇跡のような水場です。どうかこれからも、美味しい水をよろしくね。
■山小屋仕事は1に体力、2に体力だ
毎年、アクシデント満載の光小屋。「今年も、早速なにかあったんでしょ?」ってニヤニヤしているみなさん、今年は無事です! 稀にみる順調っぷりですよ、えっへん。
個人的には、昨年怪我で上がれず一年のブランクがあるので、仕事の勘を取り戻すのに苦労しています。原因はわかっていて、体力が落ちてしまったからです!
大きな声で言えることではないのでお恥ずかしい限りですが、やはり山もなんでも、体力がなければ楽しめないんだよなあ。無事にアキレス腱はつながったので、歩きまくりたいところですが、少しでも時間があれば寝ていたい……というのが、今の正直な気持ち。しかし、そんなことばかり言ってられないので、疲れた体に鞭を打ってでも散歩にでかけて、体力を取り戻さなくては!
南アルプスを歩くためには、「1に体力、2に体力、3に財力?」なんてよく言ったものです。今の私には頼みの体力がありません。
さらに、体力ではなく記憶力の問題ですが、仕事に必要ないろんなことを忘れてしまいました。お米を火にかけて数分後、シュッーシューと圧力鍋の重しが回り出してから、「あれ? 弱火で何分だっけ…? お米って、どうやって炊いたっけ?」となる始末。私よりも、すっかりテカリ歴が長くなったスタッフの高橋くんに、手取り足取り仕事を教えてもらっています。
そうこうして一日が終わると、もうぐったり。でも、本当にぐったりなのは、頼りにしていいのかどうかあやしい私と過ごしている高橋くん、かもね。
■今年も綱渡り状態で始まりました!
今年は予約開始、荷造り開始、ヘリ荷上げ開始、工事開始、といろいろなスタートが重なりました。わっちゃわちゃの四重です。
麓の川根本町にて、買い出しや荷造りをしながら同時に予約も開始したので、私たちは荷造りをしながら問い合わせに対応していました。「ちょっと、段取りが悪いんじゃない?」と言われそうですが、営業情報もお伝えできず、予約開始もできない事情があったんです。ガスボンベの受け取りを待ちながら、みなさんからいただいた問い合わせに返信をしたり、移動中の助手席でもパソコンが手放せません。
しかし、あまりにも忙しすぎて「キャンセル待ち、お願いします」の文面を読み間違え、「キャンセル侍お願いします」と受け取った私。面白いことを言うな〜と感心しながら、キャンセル侍はご自身で、という意味を込めて「ごめん、キャンセル侍、よろしくお願いします!」と元気に返信したのでした。
日中の作業を終え、メールの確認をしてくれていた高橋くんが「はなちゃん、これキャンセル待ちって書いてあるよ」と言うからびっくり仰天。すぐに謝りのメールを入れました。
キャンセル侍ってなんやねん。よく考えなくてもわかる話なのですが、私の頭の中は、私自身にとっても謎です。こういう思い込みみたいな、残念なことをしがちなのが私なのだ。