■新人さんが加わって新しい風が流れています

新メンバーは食いしん坊! 久しぶりの茄子に唸る!

 先日、休憩時間にお茶を飲みながら、「コロナの時は高校生でした!」なんて話になって、私は急に自分自身の歳を感じた。

 私も高橋くんも、昔は年上の人たちと働くことが多かった。なのに気づけば、最近は自分たちよりも若い人たちと働くことが増えた。一緒に働く人とは、思いや考えを擦り合わせながら仕事をする。擦り合わせるっていう作業をめんどくさがってはならん! と思う、今日この頃です。

 ついつい、言わなくても汲み取ってくれるだろう、こうしてくれるだろう、と都合よく思ってしまうのが、私の悪いところだ。言葉にするのが苦手というか。伝えるために言語化すると、自分のこともよくわかるから不思議だ。

 ある日は、安全登山のサポートをするのは山小屋の役割の大前提だけれど、私たちがいなくても気持ちよく迎えられる小屋にしたいという話しをした。愛想がいい、親切というのはあくまでおまけで、しっかり掃除をして、寝床に案内されたときに、そこに誰もいなくても気持ちのよい風が吹いて「ようこそ!」と迎えてもらえるような感覚。

小屋から見る日の出。今の時期はイザルヶ岳越しにおはよう

 私は、旅先の離島の宿で、そんな感覚を味わったことがある。みんなにこの感覚を共有したいと言葉にして初めて、「そっか、私はそういうことを大事にしたいんだな」と自分自身でびっくりした。私と高橋くんは、もう気づけば5年も光小屋で仕事をしていて、やり方を変えたり、やめたり、新しくはじめてみたり、試行錯誤を今も繰り返している。だけど、一貫して大事に思っていることは、ずっと変わらない。

 イメージばかりが先に歩いていくこの時代、一緒に働き、生活をする中でイメージと現実のギャップも多いとは思うけれど、それすらも楽しくとらえてくれる。2人とも自分で考えて、吸収して、自分の仕事にしてくれる。苦手なことも、初めてやることも向き合ってくれる。それは、私たちも見習いたいところ。苦手なことは避けがちだけど、チャレンジって大事だよね!

 今までやってきたことはすべて、やっぱり今につながっていると感じる。だから、この夏、光岳で過ごした時間が、2人の未来にいい選択だったと思える時間になってくれたらいいな。

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