●時が経つのも忘れる美しさ! 南アルプスの峰々と雲海
千畳敷駅まで戻りロープウェイの整理券を受け取ると、すでに2時間待ちだった。早めに下山して正解だったようだ。千畳敷駅にはホテルが併設されており、レストランや売店などもある。この時、レストランは満席で順番待ちをしている人も多かったので、この日は利用を諦めた。
外のテラスに座り、千畳敷カールのダイナミックな景色や、時折、山頂付近を吹き抜けていく雲をしばらく眺めていた。野外でじっとしていると、急激に体が冷えてくる。体感的には気温一桁台の真冬のような寒さで、グローブや長袖パーカー、ソフトシェルジャケット、上下のレインウェアなど、手持ちの衣類をすべて着込み、売店で買ったホットココアで体を温めた。
景色を存分に楽しんでから屋内へ移動すると、壁一面に並んだ大きな窓から雲海が広がる景色を一望できた。時間が経つにつれ、雲に隠れていた南アルプスの峰々や、稜線の間からちょこんと顔を出す富士山がはっきりと見えてきた。温かいミルクティーを片手に絶景を眺めていると、時が経つのも忘れてしまった。
17時を過ぎると空は夕焼けに染まり、乗り込んだロープウェイから見る紅葉の山肌と空色のグラデーションが幻想的で、思わず息を呑んだ。
次に訪問するときは、千畳敷駅のホテルに宿泊して、果たせなかった木曽駒ヶ岳登頂と、時間と共に移りゆく景色をじっくり堪能しようと思った。
【千畳敷駅から乗越浄土】所要時間
千畳敷駅 (0:00) → 遊歩道 (0:30) → 乗越浄土 (1:30) → 千畳敷駅 (2:30)
歩行距離:約1.6km
累積標高差:登り 258m、下り 258m
合計所要時間:2時間30分
中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ https://www.chuo-alps.com
●【MAP】駒ヶ岳ロープウェイ
●【MAP】千畳敷カール
■千畳敷カールで紅葉と絶景を楽しもう
筆者が訪れた時は、千畳敷カール周辺の紅葉は終わりかけだったが、中腹の黄金色の紅葉や雲海など、雄大な大自然の絶景を楽しむことができた。紅葉のタイミング次第ではまた違った表情が楽しめるはず。
山肌を彩る鮮やかな紅葉を見に、ぜひ千畳敷カールを訪れてみてはいかがだろうか。
※この記事の情報は2026年8月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。