暑さが少しずつ和らぎ、山が鮮やかな色に染まり始める秋。紅葉の絶景を目指したり、山小屋でゆっくりと時間を過ごしたり、下山後の温泉を楽しんだり。登山そのものはもちろん、その前後まで含めて楽しみが広がる季節だ。
そんな秋の山を存分に楽しむためのアウトドアムック『soto 秋山 2026』が、双葉社から発売された。
『soto』は、登山やギアの情報を中心に、温泉やグルメ、写真、カルチャーなど、山にまつわるさまざまな楽しみを提案する年1回発行のアウトドア誌。登山を始めて数年がたち、いつもの山歩きからもう少し世界を広げてみたい。そんな人に向けて、山の楽しみを広げる情報を届けている。
■「どこへ行く?」を“目的”から考える。秋のゴールデンルート’26
山の行き先を考えるとき、標高やエリア、知名度などから候補を探すことは多い。けれど、「何を見たいのか」「山でどんな時間を過ごしたいのか」から目的地を選んでみると、山旅の楽しみ方はもっと広がっていくはずだ。
そんな想いで企画した第一特集は「目的別で探す 秋のゴールデンルート」。ここでは、圧倒的な紅葉風景に出会える山、個性豊かな山小屋に泊まるルート、山中の秘湯を目指す山旅、信仰の歴史を感じながら歩く霊山など、それぞれの目的に合わせて秋におすすめしたい山を紹介している。
掲載するのは全国26エリア。紅葉の見頃や歩行時間、ルートの特徴など、実際の山行計画に役立つ情報も掲載した。
「今年の秋はどこへ行こう?」と考え始めたばかりの人はもちろん、いつもの山選びとは少し違った視点から、新しい目的地を見つけたい人にも活用してほしい特集だ。
■道具はどう選べばいい? 「スタンダード vs ウルトラライト」を改めて考える
登山を始めたばかりのころは、まず必要な道具を揃えることで精いっぱい。しかし何度も山を歩くうちに、「もう少し軽くしたい」「もっと背負いやすいものが欲しい」「自分の山行には本当にこの装備が必要なのか?」と、最初に揃えた道具への不満や、自分なりの好みも少しずつ見えてくる。
そこで第二特集では、「スタンダード vs ウルトラライト」をテーマに、改めて登山道具の選び方を掘り下げた。
登場するのは、長年登山者の道具選びを支えてきた「ヨシキ&P2」の吉野時男さんと、ULハイキングを日本に広めてきた「Hiker's Depot」の土屋智哉さん。それぞれの立場から、スタンダードとULのメリット・デメリット、その思想の違いや、道具を選ぶうえで大切にしている考えを聞いた。
軽ければ正解、頑丈なら安心、という単純な話ではなく、どんな山を歩き、何を大切にしたいのかによって、必要な装備は変わる。2人の道具選びを見比べることで、自分自身のスタイルについて考えるきっかけになるはずだ。
さらに、特集後半には26ページにわたるギアカタログを収録。バックパックやテント、スリーピングギアをはじめ、シューズ、アウター、ミドルレイヤーなど、これから道具をアップデートしたい人に向けて注目のアイテムを紹介している。
登山業界に携わる人たちに、自身の道具選びの失敗や経験を聞いたミニコラムも掲載。「次は何を買おう?」と迷っている人にも、ヒントが見つかる内容となっている。
■乗り物を使って秋の絶景へ!「紅葉フォトトレッキングガイド」
秋の楽しみといえば、やはり紅葉は外せない。毎年好評の「紅葉フォトトレッキングガイド」では、ロープウェイやゴンドラなどを使ってアクセスできる、6つの秋の絶景スポットをピックアップした。
紅葉の見頃をはじめ、撮影時に意識したいポイントやカメラの設定・機材データなど、実際に写真を撮る際に役立つ情報も掲載。いつもはスマートフォンで撮るだけという人も、この秋は少しだけ撮り方を意識して、山の景色とじっくり向き合ってみてはいかがだろう。
■登山レポートから「山×カルチャー」のコラムまで
このほかにも、初・中級者が次の山として目指したくなる山域を実際に歩いた登山レポートや、秋山で役立つウェア&ギア情報など、さまざまな企画を掲載。
巻末には、登山だけにとどまらない「エンタメ×山」をテーマにした読み物ページも用意し、本や映画、音楽、ファッション、音声コンテンツなど、各分野から山との接点を探っている。
山頂に立つことだけが、山の楽しみではない。山を五感で感じながら歩き、自分の興味とつなげていく。そして、山から派生するカルチャーに触れる。興味の入口が増えれば、山へ出かける理由もきっと増えていくはずだ。
「今年の秋は、どこを歩き、何を楽しもう?」と悩めるハイカーに向けた、『soto 秋山 2026』。全国の書店ほかオンライン書店で発売中。
『soto 秋山 2026』
双葉社スーパームック
定 価:1,430円(税込)
発売日:2026年9月8日