休日の海辺。日常の喧騒から離れ、ルアーを投げ込むひとときは格別だ。しかし、突然「ガツン」と竿先が止まり、海底の岩や海藻に針が引っかかる「根掛かり」に見舞われることがある。
特にカサゴなど底付近の魚を狙う際にはつきものだ。1つ1,000円前後するルアーを失うショックは大きく、お財布へのダメージも深刻である。
根掛かりが原因で根魚釣りを敬遠してしまう初心者も多いが、そんな人たちにぜひおすすめしたいのが「テキサスリグ」だ。
この記事では、筆者の経験も交えながら、テキサスリグの仕組みや抜群の根掛かり回避能力、100均グッズを活用した揃え方を解説していく。
■針先を隠す大発明「テキサスリグ」の仕組み
テキサスリグの根掛かり回避能力が抜群に高い最大の理由は、針先をワームのボディ内にぴったりと隠せる点にある。
この仕掛けでは「オフセットフック」と呼ばれる、特殊な形状の針を使用する。針先が露出しないようにワームをセットできるため、複雑な岩の隙間や海藻のジャングルをスルスルとすり抜けてくるのだ。そして、魚が食いついた瞬間にだけワームがズレて針先が飛び出し、魚の口にフッキングする。理にかなったこの構造は、根掛かり対策において現在でも最強クラスの威力を誇る。
作り方は、糸に中通しオモリ(糸を通す穴が開いたオモリ)、ビーズの順番に通し、最後にオフセットフックを結ぶだけと非常にシンプルな構造だ。
ただし、決して万能というわけではない。針が引っ掛からなくても、ゴツゴツとした荒い岩礁帯などでは、オモリ自体が岩の深い隙間にガッチリと挟まって根掛かりしてしまうこともある点には注意しておこう。
■「ダイソーで揃う」高コスパだからこそ強気に攻められる
このテキサスリグの材料、実は100円ショップ「DAISO(以下、ダイソー)」の釣具コーナーで手に入る。
ダイソーのオフセットフックとワームは実用十分な品質で種類も豊富だ。オモリに関してもダイソーから専用品「バレットシンカー」が販売されており手軽に試すことができる。海の深さや潮の速さに合わせたい場合は、釣具店の手頃な「ナツメオモリ」を買い足すのもおすすめだ。
そして、オモリと針の間に挟む「ビーズ」は、釣具コーナーではなくダイソーの手芸コーナーにあるビーズで十分代用できる。ワームの大きさに合わせてビーズの大小を使い分けるのも効果的だ。
ダイソー商品だけで揃えた場合、「バレットシンカー(2個入り)」、「カットビーズ(36個入り)」、「オフセットフック(#1サイズ)、10個入り」、ワームは種類にもよるが2個入りの物を使っても、1セットの仕掛けを作るのにトータル130円で収まるということになる。