■やりがちな失敗5. 砂や小石はバイクを傷つける原因に
物を固定するときは、ベルトや荷掛け紐に付いた砂や小石にも注意したい。砂が付いたまま荷掛け紐を固定してしまうと、走行中の振動で車体に擦り傷が付いてしまう。
一度付いた傷は簡単には元に戻らず、とても後悔した。荷物を固定する前には、ベルトや車体との接触部分に砂や汚れが付着していないかを確認しよう。
ひと手間かけるだけで、大切なバイクを傷から守ることができる。
■やりがちな失敗6. 固定ベルトの管理を忘れずに
シートバッグを外した後は、固定ベルトの管理にも注意が必要だ。
ある日のキャンプで、シートバッグを降ろしてテント設営を終えた後、食材の買い出しや温泉へ出かけるために再びバイクへ乗った。その際、固定ベルトを確認せず走り出してしまい、タイヤやチェーンに巻き込みそうになってヒヤっとした。
ベルトが巻き込まれると車体の故障や転倒につながり、大事故を招く恐れもあるため、決して油断はできない。
シートバッグを取り外したら、固定ベルトも必ずまとめるか取り外す習慣を付けよう。買い出しや温泉へ出かける前にひと目確認するだけで、思わぬトラブルを防げる。
■やりがちな失敗7. 前室のせまいテントで雨の中で調理
テントは、キャンプギアの中でも特に重量のある荷物。筆者は「少しでも軽くしたい」と考え、前室がせまい軽量のテントを選んだことがある。
ところが、その日に限って雨が降り出した。雨を避ける場所がなく、びしょ濡れになりながら調理をすることになった。「数百グラム軽くするより、前室が広い方が快適だった」と強く感じた失敗だ。なお、前室や密閉に近い空間でバーナーなどの火器を使用する際は、一酸化炭素中毒を防ぐために十分な換気を確保してほしい。
ツーリングだけに限ったことではないが、キャンプでは軽量性だけでなく、居住性も重要だ。重量だけでなく、前室の有無や広さなども含めて、自分のキャンプスタイルに合ったテントを選ぼう。
■積載のコツを押さえて安全なキャンプツーリングを楽しもう
キャンプツーリングは、自由に旅を楽しめる反面、荷物の積み方ひとつで快適さや安全性が大きく変わる。
積載バランスや荷物の配置、収納方法を意識するだけで、走行中の不安やキャンプ場でのストレスを大きく減らせるだろう。
初心者のうちは、積載後に一度全体を見直し、「取り出しやすさ」「重量バランス」「固定状態」の3点を確認する習慣を付けることが大切だ。しっかり準備を整え、安全で快適なキャンプツーリングを楽しんでほしい。