キャンプでの調理器具において、避けて通れない悩みの種がフライパンの重さと収納。とくに荷物が多いキャンパーにとって、収納場所を確保するのは意外とストレスがかかるものだ。筆者も「もっと軽くて、場所を取らず、そのまま食卓に出せる道具はないか」と探していたところ見つけたのが、DAISO(以下、ダイソー)の「キャンプマルチグリドル 20cm」である。
価格は驚きの770円。1,100円で25cmサイズも購入できるが、今回は「あと一品ほしいときに手軽に使えそう」という理由からコンパクトな20cmサイズを選択した。ソロ用と思われがちなサイズだが、実際にファミリーキャンプで使ってみてわかったメリットとデメリットをレビューする。
■スペックはどうか? 軽さと質感
まず手に取って驚いたのは、その軽さ。測ってみたところ203gと家庭用のフライパンよりもかなり軽い。20cmという小ぶりなサイズと引っかかりのないフラットタイプということもあり、ギアケースからストレスなく取り出せるのもうれしい。また、バックパックなどの隙間に入る薄さであり、持ち運びのストレスはほとんどないため、荷物をミニマム化したいソロキャンパーやバイクキャンパーにもおすすめだ。
表面は、家庭用フライパンのようなツルツルとした鏡面仕上げではなく、少しザラつきのあるフッ素樹脂加工が施されているのが特徴。このザラつきが焦げつきや油馴染みにどう影響するのかが気になるところだ。
裏面はシンプルで、完全にフラットな形状をしており、五徳に引っ掛けるための溝などは一切ない。この構造が調理にどう影響するのか、少し不安も感じた。
■輻射熱(ふくしゃねつ)に気をつけよう
調理を始める前に、輻射熱(ふくしゃねつ)の危険性について確認しておこう。ガスコンロを使う際に製品がガスボンベの部分を覆ってしまうと、輻射熱によってガスボンベが過熱され、爆発を招く恐れがある。使用前にガスボンベとの距離が確保されていることを確認しよう。
今回検証した20cmは小径サイズのため、ガスボンベのカバー部分に重なることはなかったが、コンパクトだからといって油断は禁物だ。五徳の小さいシングルバーナーを使用する場合はガスボンベに近づきすぎていないか、配置には常に細心の注意を払うことを忘れずに。なお直火・ガス火専用で、それ以外の熱源には対応していないので、注意しよう。