■ ほかにもある大野山の外せない「見どころ」

●昼は太陽、夜は星。宇宙を身近に感じる施設

 ポツンと目立つ茶色の建物は、天文台「アストロピア」だ。館内で見られるプラネタリウムは寝転び式となっていて珍しい。大型反射望遠鏡による観測が可能なので、夜間のみならず、日中も太陽の黒点を捉える貴重な体験ができる。

 大野山付近は周囲を山々に囲まれた地域で、満天の星空を仰げる場所として有名だ。流星群の時期は、天体ファンが集まる天体観測の聖地となる。

●「遅咲きの青」 1,000株のアジサイが彩る斜面

 大野山はアジサイも有名だ。市街地より少し遅めの6月下旬から7月に、天文台付近の斜面を青く染める。訪問前に開花状況を確認するといいだろう。

青が美しいアジサイ。天文台のスロープ横は電柵でシカの食害から逃れることができているようだ

● 天空のキャンプ場。絶景の近くで贅沢なBBQタイム

 山頂からすぐの場所に大野アルプスランドのキャンプ場がある。日帰り利用もできるため、朝から岩めぐり、昼はバーベキューを楽しむというのもいいだろう。鳥のさえずりを聞きながら味わうお肉は、日常では味わえない格別の体験になるはずだ。

■立ち寄りスポット「道の駅 いながわ」で地元の味を食す

 大野山の山頂付近には自販機はあるがレストランや売店など、食事がとれるお店はないので、道中でぜひ立ち寄りたいのが「道の駅 いながわ」だ。蕎麦どころとしても有名な猪名川町。暑い時は冷やしで、寒い日には温かい一杯に、きっと身体も喜ぶだろう。

 筆者はよく「つきたて杵つきもち」を購入している。せいろで蒸した「あん餅」は格別だ。イートインができるパン屋や、揚げたてのコロッケもあるので、帰りに小腹が減ったときに立ち寄るのがよい。もちろん出発前に地元の商品をテイクアウトで調達し、山頂の絶景とともに味わえば、山での楽しいランチタイムとなるはずだ。

午前中に買うと「つきたて」のやわらかさと弾力が楽しめるのでおすすめだ
十割蕎麦が食べられるだけではなく、貴重な蕎麦打ち体験もできる「道の駅いながわ」

道の駅 いながわ
住所:〒666-0224  兵庫県川辺郡猪名川町万善字竹添70番地の1
電話:072-767-8600

ホームページURL:https://michinoeki-inagawa.com

●【MAP】道の駅 いながわ

■アクセス・利用上の補足

 駐車場へと向かう「登り道」は旧道のため狭く傾斜もあり、街灯がない。夜に利用する場合は転倒のリスクが高まるため、明るいうちに駐車場へ入ることをお勧めする。

 一時は利用者による危険・迷惑行為やゴミ問題により閉鎖に追い込まれた大野山アルプスランド。利用ルールを守ることが、この美しい「大野山」を守ることに繋がることだろう。

 

●【MAP】大野山(おおやさん)

※冬季の休山情報は大野山アルプスランドのホームページでご確認ください。