■ニジマスの下準備
まず、ニジマスのウロコと内臓を取り除き、流水で丁寧に洗う。その後、ニジマスにまんべんなく塩を振り、一晩冷蔵庫で寝かせる。塩の代わりにクレイジーソルトを用いたり、お好みのハーブで香りづけするなど、いろいろ試してみるのもいいだろう。
翌日、流水で塩を綺麗に洗い流し、表面の水分を拭き取り、風通しのよい日陰で丸一日干す。水分をしっかり抜くことで臭みが取れ、燻製特有の香りが乗りやすくなる。また、乾燥時間を長く確保すれば、鮭とばのような噛み応えのある食感に仕上げることも可能だろう。
■自宅での燻製のつくり方
アルミプレートにスモークチップを広げ、その上にスタンド付き焼き網をセットする。アルミプレートごと屋外用ガスコンロの上に置き、焼き網の上にニジマスを並べる。
その後、上からもう一枚のアルミプレートで蓋をし、プレート同士がしっかり密着するようクリップで端を固定をする。弱火で加熱し、煙が立ちはじめてから15分〜1時間ほどそのまま燻せば完成である。今回は、燻す時間を30分に設定した。この燻す時間は、ニジマスの水分の抜け具合や、スモークの香りの強さなど、食材の状態や好みに応じて調整するとよい。短時間であればマイルドに、長めに燻せば香りの強い燻製に仕上がる。
なお、自宅で燻製を行う場合は、必ず庭や駐車場などの屋外で燻すことが重要である。室内でのガスコンロ使用では、安全装置や火災報知器などが作動してしまう恐れがあるため避けたい。
■ダイソーアイテムでも十分に燻製を楽しめる結果に
検証の結果、ダイソーのアイテムでも十分に燻製はつくれることがわかった。皮目は香ばしく、身はしっとりと仕上がり、ニジマス本来の旨味も存分に味わえた。今回の場合、「一晩塩漬け」「丸一日陰干し」「30分燻し」の条件で行ったが、チップの香りも燻製特有の色合いも楽しむことができたのには驚かされた。
燻製は特別な道具や高度な技術がなくても、工夫次第で気軽に楽しめる調理法である。今回の方法は魚に限らず、チーズやウインナー、ゆで卵などでも手軽に応用できる。一点注意したいのが、水分が付着したまま燻すと燻煙と水分が反応し、酸味がでてしまうことだ。
そのため、燻す前にキッチンペーパーで水分をふき取ってから燻す必要がある。まずは身近な食材で試しながら、自分好みの燻し加減を見つけてみてほしい。
※この記事の情報は2026年2月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。