キャンプ飯に欠かせない炊きたてのごはん。とはいえ、最近のお米の価格高騰を考えると、鍋底に焦げ付かせてしまったり、芯が残ってしまったりといった炊飯での失敗は避けたいところ。そんな“絶対に失敗したくない炊飯”を支えるべく、コストをかけずに、Seria(以下セリア)で手に入る2種類の炊飯袋を使って実験してみた。

■商品と使い方の説明

これで炊飯できるのか?  米を準備しいざ炊飯開始!

 今回使用した商品は、以下の2つである。

 1つ目は「ごはんが炊ける袋(4P)」。不織布製の袋で、研いだお米を入れ、そのまま沸騰したお湯に入れて15分湯煎し、10〜15分蒸らせば完成という手軽さがウリだ。

 2つ目は「耐熱ポリ袋(26×39cm・50枚)」。耐熱温度110℃で湯煎調理用として販売されており、こちらも研いだ米とその1.2倍の水を袋に入れて湯煎すれば炊飯できる。今回は20分湯煎+10分蒸らしで試した。

■同時に炊飯してみた

湯煎中の2つの袋の比較

 ごはんの炊ける袋に1合弱、耐熱ポリ袋に2合の米を入れ、同時に湯煎スタート。

 「ごはんが炊ける袋」は袋の形状が安定しており、沈めやすい構造。ただし湯量が少なかったため、袋を入れた直後に湯の温度が下がり、再沸騰させるまでに時間を要してしまった。

 一方の「耐熱ポリ袋」は鍋底に触れないようペグを使って吊るしていたが、どうやら鍋の側面に触れてしまったようで途中で破損。耐熱ボウルを追加して浮かせたが、時すでに遅し。お湯が中に浸入したようで、袋の意味がなくなってしまった。