新潟県湯沢町にある「道の駅 みつまた」は、かぐらスキー場のすぐそばに位置し、眺望の良い苗場山や平標山などの登山口も近く、スキー・スノーボードや登山に出かけた際の立ち寄り処として最適。目の前を通る国道は、群馬県と新潟県を繋ぐ三国街道と呼ばれ、古くから人々や物資が往来してきた重要なルートだ。そんなロケーションにあるこの道の駅は、どんな施設なのだろうか。

■湯沢エリアのおいしさが詰まった物販コーナー

華やかに飾られた物販コーナーには地元特産品がぎっしりと並んでいる

 「道の駅 みつまた」には、レストランとカフェスペース、そして地域の農産物や特産品が並んだ物販コーナーが用意されている。スキー場や登山口が近いことから、アウトドアグッズなどが充実していることも特徴だろう。また、施設内には屋外と館内の2か所に温泉の足湯があり、アクティビティの疲れを癒すことができる。

 物販コーナーに並んだがおみやげは、米どころの新潟県とあって地酒の種類が多い。とくに地元の酒蔵による「越後の地酒」が充実し、県外では手に入りにくい銘柄が手に入るのがうれしい。ここならではの地酒を選ぶなら、かぐら・みつまた地域限定の「神楽の雪男」がおすすめだ。

かぐら・みつまた地域限定の日本酒「神楽の雪男」はおみやげにぴったり
笹の香りがほのかに感じられるやわらかな餅で粒あんを包んだ「笹雪」
地元民も愛する万能調味料「からいすけ」。辛さの異なる赤と緑の2種類がある

 菓子類で人気のおみやげは「笹雪」という和菓子。南魚沼産コシヒカリを練り込んだ餅でふんわりと粒あんを包み、餅に含まれた笹の香りも楽しめる。

 また、湯沢エリアの伝統食品「からいすけ」も根強い人気品なのだとか。魚沼地方で昔から栽培されている「かぐら南蛮」という丸い唐辛子に、味噌やみりん、砂糖などを加えて作った南蛮味噌のような調味料で、ごはんのお伴、豆腐や納豆の薬味、炒め物などさまざまな料理に使える。

「道の駅 みつまた」はアウトドアレジャーの立ち寄りどころに最適

■南魚沼産コシヒカリや魚沼野菜も手に入る

「魚沼産」の看板が掲げられたお米のコーナーに各地域のお米が並んでいる

 物販コーナーには、南魚沼コシヒカリをはじめとする各地域のお米がずらりと並んだコーナーが用意されている。新潟のお米の特徴はツヤがあって炊きあがりの粒が立ち、冷めてもおいしいこと。秋になるとその新米が売り場に続々と登場する。

 季節ごとの「魚沼野菜」も手頃な価格で手に入り、加工品やお菓子など、地域性が感じられる品々がところせましと並んでいる。お菓子は、おせんべいやおかきといった米菓の種類が多く、なかには割れたおせんべいを詰め合わせたわれせんがお買い得価格で売られている。

野菜コーナーでかぐら南蛮を発見。売り場には南蛮味噌の作り方も紹介されていた
物販コーナーには湯沢エリアのおみやげがたっぷり!

■ユニークなグッズにも注目

海外のことわざをもとにした「くまのおせっかい」のイラストが入ったグッズ

 物販コーナーで売られている、「くまのおせっかい」というシリーズ品も見逃せない。くまが山菜を背負ったイラストは「道の駅 みつまた」限定デザイン。このイラストが入ったTシャツやエコバック、トートバッグなどがあり、どれもここでしか手に入らない品々だ。

 また、「新潟Tシャツ委員会」という新潟在住のデザイナーたちによる地元に密着したデザインのTシャツも充実。お酒にまつわるものや、新潟弁を辞書風に解説したもの、新潟の山の名とその標高が記されたものなど、どれもユニークだ。

ランナーが手にするものがおにぎりになっているなど、ユーモアたっぷりのTシャツが揃う
平標山など道の駅周辺の山のてぬぐいや、道の駅みつまたオリジナルのてぬぐいなども売られている