群馬県みなかみ町の「道の駅 たくみの里 豊楽館」は、関越道・月夜野ICから車で15分ほどのアクセス。県最北端の須川平という地域に位置し、新潟県へと抜ける三国街道が通ることから「須川宿」が置かれて古くから集落が栄えていたところだ。そんな地域にあるこの道の駅は、施設を中心に里山で木工や和紙などのものづくり体験をしたり、地域グルメを味わったりできることが特徴だ。
■体験工房の種類がとにかく多い

「たくみの里」は、古民家などで“ものづくり体験”ができる工房が20以上も点在する里山のテーマパーク。その広さはなんと東京ドーム70個分となる330ヘクタール。そのテーマパークの玄関口となる存在が「道の駅 たくみの里 豊楽館」という位置づけだ。
4つの集落からなるこのエリアは水田を中心とした農地が多く、現在も田園が広がる日本の原風景が残っている。道の駅の施設だけではなく、里山も含めた広いフィールドで食事や遊び、自然と触れる散策などさまざまな楽しみに触れることができる。

道の駅でも「体験道場」という施設でさまざまな「つくる体験」ができる。そば打ち体験は、地元産のそば粉を「こねる」「伸ばす」「切る」といった基本から丁寧にレクチャーし、そば打ちが初めてでもおいしいそばを作ることが可能。また、こんにゃく作り体験では地元産のこんにゃく芋を使って、こんにゃくが手作りできる。


子どもにも人気の「食品サンプルの家」は、本物の食べ物から型取りした食品サンプルのお店。パフェやパンケーキ、カフェドリンクなどのかわいい食品サンプルが作れ、さらにパンケーキを小物置きに、トーストを時計に、ピザをキーホルダーにするなど普段使いできる小物として楽しむことができる。
■工芸品や人気ドリンクも手に入る


「体験道場」の建物のなかに併設された「たくみ市場」では、たくみによる手づくり工芸品を販売している。地元みなかみ町産の生乳を使用した「たくみの里のむヨーグルト」も販売しており、酸味が少なく、甘みをおさえた濃厚な味わいだ。
■農産物や加工品もゲット

ものづくり体験が充実しているが、道の駅の定番である農産物や特産品を取り揃えた直売所も敷地内に設けられている。地元で採れた季節ごとの新鮮野菜や果物のほか、加工品なども売られており、例えば、特産品のりんごは果実のほかにジュースなどに加工された商品が揃っている。
群馬県は全国有数のきのこの生産量を誇り、定番のしいたけから栄養素が豊富なたもぎだけまで、さまざまなみなかみ町産の乾燥きのこも手に入る。しかも大容量パックで売られていてかなりお得だ。また、品質のよいみなかみ町の国産乾燥きくらげも売り場に並ぶ。

