冬のキャンプや車中泊で使う電気製品の電源として、ひとつあると何かと便利なポータブル電源。EcoFlow(以下、エコフロー)から発売された「DELTA 3 1000 Air」は、これから導入を検討している人はもちろん、すでにお世話になっているユーザーも利便性が向上するに違いない、革新的なアップデートを遂げた1台となっています。主なポイントについて、さっそく以下で紹介していきたいと思います。

■世界最小&最軽量! 片手で持てる重さ、本体サイズは約30%小さく

 まず注目は、960Whという大容量でありながら重量約10kgという、軽量化に成功している点です。これは1,000Whクラスでは世界最軽量とのことで、腕力に自信のない人や女性でも片手で持ち運びができる重さです。

 最小とされる本体サイズは、220×223×263mm(左右・奥行・高さ)。同じ容量帯の競合品と比べて体積比で約30%の小型化も果たしています。

小物置きとして使える天板の仕様

■扱いやすいに違いない! ハンドル込みの“スクエア”な本体形状、横置き使用も可能に

 ハンドルを本体一体型にすることで、天板や側面がフラットに。全体がほぼ直立方体のスクエアな形状は目を引くデザインですし、本体上部には物が置きやすくなるよう、細かい溝も付けられています。手に持った時の握りやすさと安定感も、従来品と比べて向上している印象を受けます。何よりハンドルや取っ手のでっぱりが無いので、壁際やギアと並べた時に、スペースの無駄が減らせるのは嬉しいポイントです(通気スぺースは確保しましょう)。

 さらには横置き対応可能となり、置き場所が限定される、取り回しがしづらいといった従来の使いにくさを解消しています。出力系のインターフェイスも前面にまとめられているので、配置のあとから差し込み口を探すようなうっかりミスともサヨナラです。

 レイアウトの自由度も使い勝手も向上していて、初心者でも扱いやすいでしょう。

電源ボタンやAC、USB出力などはフロントパネルにまとめられている